「ピラティス」から「笑う」まで ポッコリお腹を解消するためにできる7つのこと
ジョギング
私たちは誰でも生まれつき平らなお腹をしています。 しかしその平らなお腹の筋肉と表面の皮膚のあいだに、脂肪の層が入り込んでいるのです。
この脂肪を燃焼するのに必要なのは有酸素運動。 体内の脂肪を減らすことで、お腹の筋肉を覆っている脂肪の層も薄くなり、結果として平らなお腹になれるのです。
ジョギングだけでなく、水泳やボートなども新陳代謝を促す効果があり、カロリーがお腹のまわりに蓄積されにくくなります。
お腹を空かせない
体内の脂肪を減らしお腹を平らにするには低脂肪の食事が重要ですが、食べる量を無理に減らすのは実は逆効果です。
摂取するカロリーを急激に減らすと、ストレスホルモンであるコルチゾールとインシュリンの増加を促すことになってしまいます。 コルチゾールやインシュリンは血糖値を調節する役割を担っているものです。結果として体は余分なカロリーをお腹のあたりに脂肪としてため込んでしまいます。
体の細い人がお腹だけポッコリ出ていることがありますが、それはこれが原因なのです。
機材には頼らない
カンザス州立大学の研究によると、お腹をへこます効能をうたっている振動ベルトなどの機材には値段ほどの価値がない、という結果が出ています。
23人の男女を対象に複数の機材をつかっておこなったこの調査では、それぞれの機材が腹筋を刺激する電極の強さを測定しました。 その結果、寝た状態から上半身を上げるいわゆる「腹筋運動」に比べて、機材を使用したときのほうが筋肉への刺激や活動量が少ないことがわかりました。
また「アブスライド」と「フィットネスボール」は腹筋よりも股関節の筋肉に刺激を与えており、腹筋そのものへのエクササイズにはなっていないことも判明しています。
笑う
理学療法の専門家によれば、キーになる筋肉は「腹横筋」。 この筋肉を特に鍛えることが平らなお腹を獲得できる近道になるのです。
腹横筋はお腹のかなり奥のほうにあるため、この筋肉だけをエクササイズで鍛えるのは事実上困難です。
しかし笑うときにはこの筋肉がぎゅっと縮まります。 つまり笑うことが、実は腹横筋を刺激するいいエクササイズになるのです。
良い姿勢
ジムで筋肉を鍛えている人たちは背中が丸まりがちな人が少なくありません。 胸と肩の筋肉に集中しすぎてしまうため、結果として前かがみになりがちなのです。
しかし立っているときに真直ぐな姿勢をとるだけで、実はとてもスリムに見えます。 よほど肥満体質でない限り、姿勢をよくするとお腹も平らに見えるのです。
前にかがんでいるとお腹が前に出がちになり、見た目がポッコリしたお腹になってしまいます。 背骨の自然なカーブを保ち、真直ぐに立つよう心がけましょう。
ピラティス
腹筋は内臓を取り巻いているコルセットのような働きをしてくれる筋肉です。 単にお腹の前面にあるだけではありません。
強くて整った腹筋のためには、体側にある「外腹斜筋」、体を曲げたりねじったりするときにつかわれる「内腹斜筋」、そしてベルトのように体を覆う「腹横筋」などを総合的に鍛える必要があります。
仰向けに寝て上半身を上げるふつうの腹筋運動は、限られた場所にしか効果がないため、繰り返して行うと逆効果になります。
一方ピラティスは、インナーマッスルを含めた筋肉全般をエクササイズするものです。 すべての筋肉がしっかりと伸び、強くなり、形が整うことで、芯の強い体にしてくれる効果があります。
意外な食べ物に注意
実は、チューインガムはお腹をへこましたい人にとっては「敵」なのです。
ガムを噛んでいるとたくさんの空気を吸い込んでしまいます。 ガスとして外に出されるまでは、その空気はお腹の中にたまってしまい、ポッコリしたお腹を作り上げることになってしまうのです。
同じことは喫煙者や早口でしゃべる人にも起こりますので気を付けましょう。
また宴席などで脂っこいものが多く出される場合は、サラダや魚類など軽めのものを食べるようにするのも大事。 比較的消化されやすく腸内にガスがたまりにくいため、ポッコリお腹を防ぐことができます。