「具体的な情報がない求人」と「長期間掲載され続けている求人」は要注意
求人情報を見てこれは良さそうだと思っても、はたして応募するべきかどうか迷うことがあります。
ここでは、どんな求人情報にはとくに注意が必要なのか、考えてみましょう。
見た目は良いが具体的な情報が書かれていない求人
その求人情報は、はたして十分な情報を伝えてくれるでしょうか?
よくあるのは、職名だけは立派ですが、職務内容については具体的に書かれていない、という求人です。
ついジョブタイトルが立派だと、その仕事もしっかりしたもののように思いがちです。
しかし、職名というのはあくまでその会社が独自に決めた仕事の呼び名にすぎません。
大事なのは具体的に求められるスキルや給与・福利厚生・勤務地といった情報です。 こうした部分をしっかりと見極めるようにしましょう。
求人情報はどうしてもスペースが限られているため、職務内容についても書ける分量が限られてしまうという事情があります。
それでも、採用する企業側が具体的な仕事のイメージを持っていれば、ある程度は具体的に書くことが出来るし、また自然と具体的な記述になるものです。
具体的なことが書かれていない求人情報は企業側が具体的なイメージを持っていない可能性があり、これは応募する人にとっては注意が必要です。
同じ求人情報が長期間/繰り返し掲載され続ける
求人情報でもうひとつ注意が必要なのは、ずっと掲載され続けている求人です。
いったん募集を締め切ってから、しばらくしてまた同じ求人が出ている場合も要注意です。
これはその企業の人材回転率が高いことを示しています。
人材の回転率とは、分かりやすく言うと人の入れ替わる頻度と考えればいいでしょう。
一人の人が一つの仕事をやり続ける期間が短いため、ある人を採用した後あまり時間が経たないうちにまた同じ仕事のために別の人を採用しなくてはならなくなるのです。
原因としてはいろいろ考えられます。
例えば:
- その仕事を嫌がって人が辞めてしまう。
- 採用する企業側があまりにも高い水準を求めており、新採用の人材を試用期間中に辞めさせてしまう。
などが考えられます。
いずれにせよ、職場環境が健全であるとは言えないでしょう。
もし求人情報が一見まともに見えたとしても、以前と同じ情報が繰り返し掲載されているようでしたら、その仕事については充分な注意が必要です。