適度な体重は後の記憶力維持につながることが判明
ドイツで600人以上を対象に行われた調査で、記憶力のチェックを行った結果、肥満傾向のある人たちのほうが記憶力に衰えがみられることが分かった。
これは調査参加者にいくつもの言葉を覚えてもらい、あとでその中から関係のあるものをリストアップしてゆく、という方法で検査された。
その結果、肥満傾向と記憶力の良さには関係があることが分かったのである。
過度な体重は脳に流れ込む酸素の量に影響を与えるものと見られ、それが記憶力をつかさどる部分の機能に影響するものと考えられている。
またこの記憶力低下は、糖尿病や高血圧など、肥満が原因の他の病気と連動しているものではないとされている。
専門家は「バランスのとれた食事、禁煙、そして適度な運動が大事」とアドバイスしている。