ヨガはアルツハイマー病の予防にも役立つことが判明 脳トレよりも効果あり
脳の機能を保持するためには、クロスワードパズルなどのいわゆる脳トレよりも3ヶ月間のヨガ・瞑想のコースを受けたほうが効果的である、という調査結果が発表になった。
現状ではアルツハイマー病の特効薬と言うものは見つかっていない。
しかし脳をアクティブにし続けることがこの病気の発症を抑えることはわかっている。
「アルツハイマー病ジャーナル」という専門雑誌に発表された最新の研究結果によると、ヨガや瞑想もこの病気の発症を抑える効果があるという。
アメリカの大学で行われたこの調査は、他人の名前や顔、または約束事などを覚えることに障害がある55歳以上の25人を対象に行われた。
この25人のうち11人には記憶力を増強する脳トレを行ってもらい、ほかの14人にはヨガを行ってもらった。
3ヵ月後、この両方のグループともに記憶力の改善が見られた。
しかしヨガをした14人のほうが場所を記憶したり、外出するときに道を正確に思い出すなどの能力でより優れた結果を残したという。
またうつ病や心配性などの症状も、ヨガを行った人たちのほうが少ないという結果が報告されている。