成功者のもつ共通の特徴
「成功したければ、成功者のように考え行動しなさい」というアドバイスを聞いたことがあるでしょう。
何を持って成功と呼ぶかはそれぞれですが、多くの人が成し遂げられないことを達成した人たちには、何か共通の特徴があるのでしょうか。
ここでは、成功者、とくにお金持ちになれた人たちに見られる共通の特徴を見てゆきましょう。
1. 情熱を持つのではなく、取り付かれることが必要
成功には情熱が必要だ、と聞いたことがあるでしょう。
しかし成功と情熱は、実はあまり関係がありません。
それよりも、何かに「取り付かれる」ということが必要です。
これは自分では気がつかないことかもしれません。
誰かに指摘されて、自分があるものに対して異常な執着心を覚えていることに初めて気づくことがあります。
ここで「取り付かれている」というのは、このような状態を指します。
2. 細かいことをいい加減にしない
奇抜なアイデアを何億円ものビジネスに育て上げるには、取り付かれているだけでなく、細かいことに注意を向けられることが必要です。
スタートしたばかりのビジネスが失敗するとき、起業家が細部に目を行き届かせていなかったことが原因の場合が多いのです。
意外なことに、たとえ大きなビジョンが見えていなくても、それで会社がつぶれてしまうようなことはあまりありません。
3. 自分とは異なる種類の人と知り合いになる
私たちは、自分とは異なる人からたくさんのことを学ぶものです。
自分の専門分野とは違う分野のエキスパートなど、その良い例でしょう。
成功者は、人生で出会うさまざまな種類の人たちと人間関係を築き上げることに積極的です。
自分たちと同じ境遇の成功者同士としか接点を持たない人はあまりいません。
意外なところで共同出資者を見つけたりするものです。
そしてこういう出会いは、あなたに足りていない部分を補ってくれる人との出会いになるのです。
4. 問題解決こそ成功への道
観念上は、1億円を手に入れるのはいたって簡単なはずです。
1億円相当の問題を解決できれば、あなたの手元に1億円入ってくる、という理屈になるからです。
しかし、分かりきったことですが、これは現実には起こりえません。
この金額相当の問題を見つけることなどふつうはできないからです。
では、どうすればよいでしょうか?
ひとつは1億人に影響がある問題を見つけ、解決することです。
もし一人当たりの金額が少額だったとしても、間違いなく1億円への道に乗ることができることになります。
もうひとつは、対象になる人数は少なくとも、その人たちにとって非常に大きな問題を解決してあげることです。
つまり、その解決に対して少数の人たちが多額のお金を払うような問題を見つけ、解決策を提示するのです。
たとえばある種の病気の治療法を見つけることができれば、何億人もの人に影響を与えることはなくとも、その病気で苦しんでいる人たちは間違いなくお金を払おうとするでしょう。
5. ビジネスは信頼関係で構築される
「何を知っているかではなく、誰を知っているかが重要なのだ」という格言を聞いたことがある人もいるでしょう。
しかし、これは部分的にしか当てはまらないものです。
仕事でも人生でも、人を知っているだけでは十分ではありません。
あなたを好意的に向かえ信頼してくれる人こそ重要なのです。
商品やサービスを売ることが出来るのは、事実上その商品・サービスの良さではないのです。
それを扱っている担当者が信頼でき、商品やサービスが役に立つことを証明してくれる人であるというその事実が、売り買いの取引を成立させるものと考えましょう。
6. 人脈は量より質
上記「5」のような信頼関係を築くにはどのようにすればよいでしょうか?
より多くの名刺を配り、より多くの人と握手をすれば、より多くのチャンスが訪れる、と考える人もいるでしょう。
しかし、単に多人数と知り合いであるよりも、深く信頼できる少数の人たちとの関係のほうがより重要になります。
本当に信頼できる人脈をつくるには、まずビジネスのことを忘れなければいけません。
そして自分にとって関心のあることを深く語り合える、そんな人たちとの時間を大切にしましょう。
そうすることで、知らず知らずに、自分自身の目標を達成するために必要なネットワークが出来上がってきます。
いきなり自分のビジネスの話をするのではなく、まずは素の自分を見せてプライベートについて語り合えるような人を見つけることが重要です。
7. 謙遜は成功のしるし
誰もが進歩するためにもがき苦しみ、努力を積み重ねています。
どこまでそれが続くのか分かりません。
では、自分が成功した、とどこで知ることができるのでしょうか?
たとえば1億円、という金額はとても分かりやすいサインでしょう。
しかしもっと分かりやすいものがあります。
それは「謙遜」です。
努力を積み重ねているうちに、いつか本当に自分が控えめになるときが来ます。
その時こそ、あなたが成功したことを世間に対して証明する必要がなくなったときなのです。
もしごくわずかでも自己顕示欲が残っていたら、それはまだまだやるべきことがあると考えましょう。
その向こうには、単に財政的な成功だけでなく、それ以上の意味のある生活を送ることに集中できるときが訪れるのです。
(How to Think Like a Billionaire--7 Easy Tips | Inc.com)