起業家に必要な「クリエイティビティ」とは?
クリエイティブではない起業家など存在しないと言っていいでしょう。
会社を設立する。新しいものを世の中に送り出す。眠っているアイデアに命を吹き込む・・・
単に言われたことや、同じことを繰り返していればいいわけではありません。
つまり起業家として活動的に成功へ向かってゆくには、クリエイティブであることが必須条件と言えます。
ここでは、起業家として必要なクリエイティビティとは何か、その主な3つの特徴を見てゆきましょう。
【アイデアだけではなく自分の成功を信じる勇気がある】
自分の会社を立ち上げビジネスを始めるときにもっとも大変なことは、自分の可能性を信じることが出来るかどうか、ということです。
アイデアと言うものは、実は多くの人が思いつくものです。
しかしそのアイデア実現のために行動を起こす人はほとんどいないのです。
それは、今までの人生で自分の成功を信じることを学んでこなかったことが原因です。
意外なことですが、自分の成功を信じるためには、失敗を重ねていくことが有効です。
失敗を恐れなくなる度胸が付き、自分の目の前に失敗の黒い影が現れたときでも、自分の成功を疑うことなく信じ続ける気持ちを失わないようになります。
もちろん、失敗してもいいや、などという「あきらめグセ」がついては問題外です。
たとえ失敗してもその中に小さな成功を見つけ出し、それを積み上げてゆくようにしましょう。
たとえ小さなことでも「自分は成功した」と感じられることが増えてゆけば、最終的な成功も信じ続けることができ、思いついたアイデア実現のために行動を起こすことが出来るようになるのです。
【恐怖心よりも好奇心が先立つ】
私たちの評価というものは結果によって判断されてしまいがちです。
誰が見ても分かる成功を示せない限り、その人のやったことは注目されることなく、むしろ軽蔑されることすらあるでしょう。
こういった世の中からの反応を予想できるだめ、私たちは進歩の過程や実験的な試みなどにあえて取り組もうとしない傾向にあります。
世の中に十分に示すことができる成功をしていないと、決して何か大きな失敗をしたわけではないのに、ある種の恐怖心を覚えてしまい、そのせいで創造力が発揮されなくなってしまうのです。
まずは興味を持ったものならどんなことでも声に出して発言し、まわりの空気を読んだりせずに異議を唱え、みんなが怖がって聞こうとしない質問を投げかけてみるようにしましょう。
勇気を出すということも、練習を重ねると苦ではなくなるものなのです。
好奇心が恐怖心より強くなることで、あなたのクリエイティビティはより発揮されるようになるのです。
【フラストレーションをポジティブに受け入れる】
私たちはフラストレーションを抱えるとそれが仕事の妨げになっているように感じてしまいます。
しかし起業家というのは、フラストレーションは仕事のプロセスそのものであると考えるのです。
「産みの苦しみ」という言葉がありますが、産み出しているからこそ苦しみがある、つまり苦しく感じているということは産み出している証拠なのです。
苦しくて面倒くさいことが出てくるときこそ仕事が進んでいるときなのです。
フラストレーションを避けるのではなく、むしろそこに仕事の発展の証拠を見出す。
これこそクリエイティブな起業家がどんな困難にも立ち向かい、成功するまであきらめないという精神の源だといえるでしょう。