「転職仲間」を信頼しきってはいけない 転職活動で頼れるのは自分だけ

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すでに転職活動を始めている人はよく分かると思いますが、転職活動はとても孤独な活動です。

 

私もそう感じましたが、ある種の寂しさを覚えながら続けることが多いでしょう。

 

転職を希望している以上、すでに自分の心は今の職場から離れているわけです。

 

それにもかかわらず転職希望先となかなか話が進まないと、自分一人が取り残されたような気になってしまいます。

 

こう感じるのはふつうのことです。

 

残念ながらこの寂しさ・虚しさを避けて転職を実現することは不可能だと考えましょう。

 

しかし、転職活動をする人たちの多くがこのように感じているということは、今この瞬間もあなたと同じような気分で頑張っている人たちがいるということです。

 

もし自分と同じように転職活動をがんばっている人がいて、その人とウマが合えば、連絡を取り合い情報交換をするのは有益だと思います。

 

ウソ情報を流す「愉快犯」もいる

しかし、注意も必要です。

 

人の悪い面を強調するようで心苦しいのですが、あえて転職活動をしている人に対して事実とは異なる情報を流し混乱させようとする連中も、世の中には存在します。

 

こういう人たちは、概して人当たりがいいものです。

 

人当たりがいいので、こちらもつい心を許してしまいます。

 

とくに転職活動がなかなか進まず心に一抹の寂しさを抱えながら頑張っていると、余計にそうなるでしょう。

 

そんな心のすき間を狙って、「○○の面接ではこのキーワードを言うと面接官に好かれる」とか「あの会社ではCPAを持っていないと相手にしてくれないから、応募するだけ無駄」とか、事実上ウソの情報を耳に入れられてしまいます。

 

こうした人たちは単なる「愉快犯」にすぎません。

 

相手が困るのを見たいだけなのです。

 

ウソの情報を人の耳に入れようとする人は、自分自身にコンプレックスのある人が多いようです。

 

自分の劣等感をなんとかカバーしたい、そのために他人が困るのを見て安心しようとする、そういう心理が働いているのです。

 

頼れるのは自分だけ

イヤなことをいろいろ述べてしまいましたが、あくまで一部にはこういう人が存在するということを覚えておいてほしいというメッセージです。

 

もちろん、これから会う人すべてがそういう人たちであるはずがありません。

 

ですから、同じく転職を目指して頑張っている人がいたら、同じ志を持つ人どうして話をするのは大いに結構です。

 

しかしそこには惑わされてはいけない情報もないとは言い切れない、ということを忘れずにいましょう。

 

転職活動は個人プレーの部分が多い活動です。

 

最終的に頼れるのは自分だけだ、という認識をつねに持ちたいものです。