40代になったら見直したい人生・生活 10のポイント
40歳というのは人生の中でも一つの大きな節目です。ある意味では、自分の生活・人生を整理するひとつのタイミングであるとも言えます。
そこで、ここでは40歳になったらいったん立ち止まって自分を振り返り、今までの「当たり前」が本当にそのままでいいのか、振り返ってみましょう。
- 1. 本当は嫌いなのに表向き楽しんでいるようなふりをしない
- 2. 自分が夢中になっていることを恥ずかしがらずに話す
- 3. 新しい言語を学ぶ
- 4. 休暇をとることに罪悪感を持たない
- 5. 夫婦・恋人との時間を増やし二人の関係を活性化する
- 6. 早起きをする
- 7. 趣味を見つける
- 8. 定期的に読書をする
- 9. 家計を管理する
- 10. 職場のうわさ話から離れ自分の主張をハッキリさせる
1. 本当は嫌いなのに表向き楽しんでいるようなふりをしない
若いころは友達と同じバンド、マンガ、映画などを好きになることが重要だと感じていたかもしれません。しかし40代になったら、自分にとって実はどうでもいいことをあたかも好きであるように演ずるのはやめましょう。 この地球上で過ごせる時間は限られているのですから、自分ではない誰かのふりをして時間を無駄にする必要はありません。本当の自分になることで、40代の自分を再構築しましょう。
2. 自分が夢中になっていることを恥ずかしがらずに話す
幸運なことに、40代になるとある種の自信がつきます。周りのほとんどの人が「え?」と言いそうなものだけど、実は自分は大好きなのだという事実を受け入れることができるようになります。おじさんだけどテイラー・スウィフトのコンサートを見るのが好きだとか、好きな映画は『トイ・ストーリー』だとか、そういうことがいろいろあるでしょう。でも意外とそんなことは誰も気にしないものです。40代のあなたにとって、重要なのは自分の意見だけなのです。
3. 新しい言語を学ぶ
「教育水準の高さは、老後の精神機能の向上と関連している」とハーバード・メディカル・スクールのブログに書かれています。これは40代になって何か新しいことを学び始めるモチベーションになってくれるでしょう。語学の習得は脳の訓練になるだけではありません。旅に出たときに現地の人とコミュニケーションをとるという大きな喜びも付いてきます。
4. 休暇をとることに罪悪感を持たない
「MarketWatch」が報じたGlassdoor社の調査によると、2016年にはアメリカ人の54%が休暇日数を使い切らなかったそうです。日本よりも積極的に有給休暇を使う文化のあるアメリカですらこの傾向があります。
しかし休暇を取ることで、より幸せな気分になり、またより健康的な生活を送ることができることはよく知られています。さらには仕事に戻ったときの生産性も高まります。40代になれば日々の生活のほとんどが仕事になってしまうことを痛感しているわけですから、むしろ意識的に仕事から離れるように工夫しましょう。
5. 夫婦・恋人との時間を増やし二人の関係を活性化する
結婚でもお付き合いでも、長くいっしょにいるとどうしても関係が停滞してしまいがちです。40代になっても新鮮さを失わないためには、相手といっしょにいる時間を意識的に作ることです。実際に一日の中で長い時間をとることはできなくても、二人の時間を合わせようと努力するだけでも、結果的に関係をよくする効果が期待できます。
6. 早起きをする
年をとると自然と早起きになる人が多いかも知れませんが、やはり40代になったら計画的に早起きをしてみましょう。早起きすることで、出勤前にエクササイズをしたり、健康的な朝食を作ったり、マインドフルネスを実践して一日が始まる前に気持ちを落ち着かせたりする時間ができます。
さらに、ノースウェスタン大学の研究によると、早朝の太陽光を浴びることがBMIの低下につながるという結果が報告されています。
7. 趣味を見つける
40代を最大限に活用するためにはやはり趣味に取り組むことが一番です。テレビを見て時間をつぶすのはやめて、打ち込める楽しみを見つけましょう。趣味を持つことは、仕事とは別に自信を高め、社会的な輪を広げるだけでなく、長い目で見れば認知能力を維持するのに役立つとも言われています。
2011年に「American Journal of Alzheimer's Disease & Other Dementias」誌に掲載されたある研究によると、趣味を定期的に楽しんでいる大人は、趣味を持たない人に比べて老後に認知症を発症する可能性が低いことがわかっています。
8. 定期的に読書をする
40代になったら、読書にもっと時間をコミットしましょう。それは単なる楽しい趣味にとどまりません。2013年に「Neurology」誌で発表された研究によると、死ぬまで熱心な読書家であった高齢者は、記憶力の衰えを32%も軽減できたという結果が出ています。
9. 家計を管理する
40代では定年退職はまだ先のことですが、できる限りローンの残高を減らしておくようにすれば、より安定した将来を確保することができます。またPayScale社の調査によると、労働者の収入は40代でピークに達する傾向があります。40代でできる限り期限前返済を進めておけば、将来に不安を持ち越すことも少なくなるでしょう。
10. 職場のうわさ話から離れ自分の主張をハッキリさせる
どんな組織でもうわさ話への加わり方によってある種の勢力図に組み込まれることになります。何らかの "勢力" に組み込まれているほうが安心できるのも事実ですが、どんな派閥に属していたとしてもやはり組織の中では孤独なものです。
40代になればすでにキャリアの後半が始まっており、自分の経験と知識を使ってしっかりと自己主張する人のほうが評価されます。自己主張の仕方はその会社の文化によって変わってきますので、何でもかんでも言い張ればいいというわけではありませんが、相手の気持ちを尊重し、同時に自分の主張に筋が通っている限り、堂々としていいのです。