ロックダウン中にジャガイモ配達のビジネスで成功させた16歳の少年

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コロナによるロックダウンの影響を、ある意味うまく利用して、ひとつのとてもシンプルなビジネスを成功させた16歳の少年の話です。

 

トーマス・ブレナンさんはイギリスのロックダウン中に時間をうまく過ごす方法として、ワンマンデリバリービジネスを立ち上げました。

 

そしてこのビジネスが成功し、これまでに2,500ポンドを貯めることができました。

 

イデアは毎週水曜日に農村部にジャガイモを配達するという、いたってシンプルなものです。

 

まだ彼は自動車を運転することができないので、父親のマイケルさん(46歳)と妹のシャーロットさん(19歳)に手伝ってもらっています。

 

彼はこのビジネスにより週に200ポンドを稼いでおり、このまま需要が成長し続けるのであればフルタイムのベンチャービジネスとしてやっていくことも考えています。

 

「すでに10週間ほどこのポテト配達の仕事をしています。毎週水曜日、約70人のお客さんに約80袋を配達しています。あえてジャガイモ配達にしたのは、ジャガイモだと店から車まで運ぶときにかなり重くなるからです」

 

「私が配達しているお客さんの多くは体が弱っていたり、あまり外に出られなかったりして、お店に行けない人が多いんです」

 

彼らの多くは高齢者なので、コロナウイルスから身を守るために店には行こうとしません。

 

トーマスさんはこのビジネスを始める前は建築家になりたいと思っていましたが、これがうまくいけば今後長く勉強しなくてもいいかもしれない、と考えています。

 

現在は配達で稼いだお金を運送用車両を買うために貯金しています。 そしてもっとたくさんのジャガイモを運べるようにする計画です(運転免許を取ってからですが)。

 

ビジネスがいったん成功してからは、ジャガイモ以外の野菜も配達の対象に含めています。

 

今は週に2日をジャガイモの配達作業に費やしており、配達をする日は朝7時から始めます。 前日の夜にジャガイモをすべて袋詰めし、金曜日には野菜の箱を選別するために市場に行くようになりました。

 

「私の友人たちに初めてこのビジネスのことを話したとき、彼らは私のことを笑っていました。ジャガイモでこんなに儲かるとは思っていなかったようです」。

 

もっと人を雇って規模を広げることも検討しています。 トムは勉強と副業を両立させるために、配達の日を現在の週の途中の2日間から週末に変更することも考えています。

 

彼はTV番組『アプレンティス』が大好きで、中学時代には家族や友人にキーホルダーを販売するなどすでに若々しい商才を示していました。

 

母親シャーロット(44歳)は、息子トーマスさんのビジネスがこれほど早く成功したことに驚いています。

 

「彼は本当にうまくやっています。彼は最初の週からたくさんの注文を受けました。家族全員が彼のことを本当に喜んでいますよ」。

 

 

 

metro.co.uk