日記を続け、意味のあるものにする方法
2020年の途中から書き始めて、間もなく1年間日記を継続してきました。ここでは、日記を単に続けるだけでなく、それを自分に役立てる方法をご紹介します。
- 1. 前の晩に書いた日記を朝に読み返す。
- 2. 日記を身近なところに置いておく。
- 3. いざという時に日記に目を向ける。
- 4. 日記は他人に批評されるものではない。
- 5. 日記を使って自分自身を振り返る
- 6. 自分の過去の経験と向かい合う
- 7. 今まで出会ったことのある人を頭に浮かべ、その人に宛てた手紙を書く。
1. 前の晩に書いた日記を朝に読み返す。
これは分かりきったことかもしれませんが、一番重要なことなのであえて最初に挙げました。習慣化することで、日記を書くことの効果は確実に高まります。
私の個人的な習慣としては、毎晩日記を書くことにしていますが、その日記を朝になってからあらためて目を通すようにしています。起きて、シャワーを浴び、その日の準備をした後(携帯電話を見ずに)、日記に目を通します。このようにして一日を始めることで、昨日から今日へと切り替えて進むことができるのです。
私はいつも一日の終わりに日記を書くことをしています。その日を自分がどのように暮らしたかを確認し、振り返る大切な時間です。私は正々堂々と一日を過ごしただろうか?私が望んていた結果に近づくことができたか?といったことを考えます。
これはあくまで私個人の生活スタイルにあったやり方です。人によっては毎朝数分だけ日記を書いたり、数日に一度だけ数ページの日記を書いたりと、日記のルーティンは異なるでしょう。
ポイントは、それを生活の一部にすることです。日記のルーティンを作ることで、成功への準備が整い、毎日の定期的なチェックポイントとなります。
2. 日記を身近なところに置いておく。
私の場合は習慣として夜に日記を書いていますが、そのほかの時間も一日中日記に手を伸ばせるようにしています。仕事に行くときはカバンに入れて、家にいるときは部屋に置いておきます。(日記用のノートと仕事用のノートを別々にするのも一つの方法です。)
私の場合は一つのノートにまとめています。そうすることで自分の成長を振り返るのが楽になります。 日記を身近な場所・自分が選んだ場所に置いておくことで、より継続しやすくなるでしょう。
3. いざという時に日記に目を向ける。
日記はただの記録だけではありません。もっと多くの目的に役立ちます。
私の場合、怒りが込み上げてきたときは、それをこらえるのではなく外に放出したほうが乗り越えやすいと思っています。そんな時、私は日記を手にし、そこに自分の怒りを文字通りぶちまけてやります。
日記に書くことで、私を困惑させている目の前の出来事を整理し、その出来事を両面から見ることができるのです。そうすると、ほぼ間違いなく混乱した私の心を落ち着かせることができます。
日記を書くことは、口論、決断、クリエイティブな活動、そしてモチベーションが揺らいでいる時などでも前進するのに役立つ素晴らしいツールです。また、自分の感情や健康についての情報などを記録するツールとしても役立ちます。
4. 日記は他人に批評されるものではない。
私たちは、家族、同僚、パートナー、友人、さらには今日買い物をしたコンビニの店員さんからも批評されてしまうものです。少なくとも、私たちはそう感じます。だからこそ、日記は私たちが批評されると感じる場所であってはいけないのです。
裁かれることを恐れずに、自由に日記を書くことができるようにしましょう。「人にどう見られるか」という視点で自分自身をチェックしようとすると、日記を書くことが持つ影響を制限してしまいます。
日記は他人の判断が入り込む余地のない場所だと自分に言い聞かせてください。
5. 日記を使って自分自身を振り返る
日記を書くことは、毎日自分自身と向き合うためのいい方法です。あなたの日記を使って、自分がどのように感じているか、自分の一日がどのようなものであったか、自分がどんなことに直面してきたのか、探ってみましょう。
同時に自分の行動、交流、一日の出来事がどのように展開されたか、自分が達成したこと、自分の一日がどのように感じられたかなど、何であれ、日記を書くことが一日の時間をしめくくるのに役立ちます。
6. 自分の過去の経験と向かい合う
自分が経験してきたことに向かい合うことも大切です。良いことでも悪いことでも、誰もが今の自分に影響を与えた経験というものがあるはずです。
日記を書くことで、過去に直面した経験や現在直面している経験をよりよく理解できるようになります。日記を書いて自分と語り合うことで、自分の人生にその経験がどのような影響を与えているかを分かるようになるはずです。
私の場合、以下の自分に対する質問が役立ちました。
- 今、私を積極的な行動から引き止めている恐怖とは?
- いつも感じ続ける不安は?
- 体の一部分について、どうしてもこだわってしまうところは?
- パートナー、友人、家族との関係の中で、改善しなければならない部分はある?
私自身、今まで何百もの経験を日記に書くことで、ふだんは言葉で表現されていない感情をハッキリさせることがとても大切であることが分かりました。日記を書くことが、私が何年も自分の中に押し込めていた感情を表に出し、表現し、処理するための安全な場所になったと感じています。
7. 今まで出会ったことのある人を頭に浮かべ、その人に宛てた手紙を書く。
実際に手紙を出さなくても、手紙を書くこと自体にセラピー効果があります。
これは決して仲のいい人である必要はありません。むしろ私の場合は、今現在あまりいい感情を抱いていない人に送る手紙を書いたことも多くありました。
このような投函しない手紙の中に、あなたはどんなことを書くでしょうか?あえて今まで腹を割って話をしてこなかった人たちに手紙を書くことで、今まで彼らに何を言いたかったのか、どういうところで彼らと隔たりができてしまっていたのか、そうしたことに気付くはずです。
投函しないのですから便せんに書く必要はありません。私の場合はいつもの日記用ノートに書いていました。