自分から人間関係をギクシャクさせる人に出くわしたときにはどうすればいいのか?

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世の中にはすぐに摩擦(まさつ)を引き起こしてしまう困ったタイプの人がいます。その人自身が自分で人間関係を壊してしまうような言動をし、結果として周りと上手く行かなくなり、さらにそれを人のせいにする、という本当に面倒な人たちです。

 

 

 

3つの特徴

こういうタイプの人には3つの特徴を見出すことが出来ます。

 

特徴の一つは、ほかの人を責めることに懸命になる人です。 「あいつが悪いんだよ」「君がもっとちゃんとやってくれればよかったのに」等々・・・ 加えて「俺が悪いんじゃないから」とくる。

 

第二の特徴は、全部かゼロ。オール or ナッシング。白か黒。 こういう発想しかできない人です。 「全部お前が悪いんだよ。でも俺は何も悪くない」と始まります。 すべてがいい人か、すべてが悪い人か、その2種類しかいないと思い込んでいるのです。

 

第三の特徴は、しばしば感情をコントロールできない、というタイプです。 突然怒り出したり、何か責められると泣き出したり、部屋から出て行ったりと、子供じみた行動として現れます。 仕事や家事をコントロールする前に自分の感情が制御できないのです。

 

一つ覚えておかなくてはいけないのは、こうした特徴を持った人は、全体の1割ほどしかいないということです。

 

もちろんこういう「1割」の人たちに出くわしたとしても、その人本人に「あなたは摩擦を生むタイプの人ですね」などと言ってはいけません。

 

それよりも、こうした人たちと出くわして巻き込まれると、その人のせいで私たちの生活までダメにされてしまうことがあります。 私たちが最も心配しなくてはいけないことはそこなのです。

 

摩擦を起こすタイプの人に出くわしたらどうするか?

摩擦を起こすタイプの人は、上記の特徴を見て分かるように、どんなことでも誰か一人が悪いという発想しかできないため、ターゲットを見つけてその人が全面的に悪いと考えてしまいます。

 

最も困るのは、あなたがそのターゲットにされた場合です。

 

その人はあなたを力づくでコントロールしたり、排除したり、場合によっては傷つけ侮辱するような行動を取るかも知れません。

 

つまり、ターゲットになってはいけないのです。

 

ではそのためにどうしたらいいのか?

 

まずは、摩擦を起こすタイプの人がいたら、その人には極力近づかないことです。 たとえあなたがターゲットになっていなくても、近づいてはいけません。

 

もしかすると友人関係や職場関係のために、その人に対してあまり冷たい態度になれないことがあるかも知れません。 その場合も、親しい間柄にはならないようにしましょう。

 

摩擦を起こす人は、近くにいる親しい人たちからターゲットにしていくからです。

 

また、彼らの引き起こす摩擦に関わらないことも大事です。

 

摩擦を引き起こす人たちは、自分からひどいことを言い始め、あえて摩擦を呼び込む傾向があります。

 

そんなとき、私たちはつい「あなたが始めたんだ。そっちが悪いんだろ」と言いたくなってしまうものです。

 

しかし、それは相手のつくり出す摩擦に積極的に関わっていくことになります。 とにかく関わらないことです。忘れることです。

 

これが意外に難しいのですが、やはり最も安全で間違いのない方法です。 所詮、彼らの気持ちや考え方を変えることはできないのです。

 

特徴、一定の距離、関わらない

まずは人に初めて会ったとき、冒頭で述べた「摩擦を引き起こす人が持つ3つの特徴」のどれかに当てはまりそうだったら、覚えておくこと。

 

その人とは一定の距離を保って、決して親しくしないこと。

 

万が一あなたがターゲットにされてしまった場合でも、その人が摩擦を生みだしたことを非難して、直すように注意したりせず、軽く受け流して関わらないようにすること。

 

いたってシンプルなようですが、これが間違いのない方法です。