転職活動も試験勉強と同じ 毎日コツコツと積み重ねたものが勝ち取る
社会人になってからも勉強を続け、学校に行ったり資格試験を受けたりする人たちも多くいます。
会社勤めの傍ら勉強を続ける人にとっては、学生時代と違って自由に勉強時間を取れないことが一番の悩みだと思います。
それでも結果を出すためには、たとえば一日30分と決めてその時間は必ず勉強にあてる、という習慣を確立し実行し続けるしかありません。
転職活動も毎日の積み重ね
転職活動も同じような努力が要求されます。
勉強はある程度自分のペースでコツコツと進めることが出来ますが、転職活動の場合は求人情報の発表や面接の予定などが「相手次第」であるため、自分のペースをつかみにくい部分も多くあります。
しかし、不定期に出される求人情報に追いついていけるか、面接に十分な準備をしているか、という点になると、やはり日々の積み重ねが大きな違いを生んできます。
アップデートされた数種類の職務経歴書を用意しておく
職務経歴書は手元に数種類の違うバージョンを用意しておき、求人情報によってもっとも適したバージョンを提出するのがいいやり方です。
もちろん違うバージョンといっても内容が全く違うという意味ではありません。
※念のためですが、過去の経歴の偽証は絶対に許されません。
自分のこれまでのキャリアの中でどの部分を強調するのか、によって異なるバージョンを用意しておく、ということです。
たとえば同じ管理職の求人に応募する場合でも、業績拡大のために求められる経験と経費削減のために求められる経験とでは、採用する企業側の着眼点が違ってきます。
あなたのキャリアのどの部分が相手の求めていることと一致するのかを考え、各パターンの職務経歴書を用意しておきましょう。
実際の求人に応募する前に多少手を加える部分はあったとしても、ふだんから準備をしておくほうがより機動的です。
面接のシミュレーションもふだんからやっておく
また、面接で「こういう質問が来たときにはこう答える」というシミュレーションをふだんからやっている人も意外と多くないようです。
あまりにも “用意してきました” 感が出てしまう受け答えはわざとらしく聞こえてしまうので注意が必要ですが、やはり準備の足りない人の話というのは中身が空っぽなのですぐに見抜かれてしまいます。
面接は自分について話をするわけですから、ふだんから何をどう話すかの準備をすることは可能です。
面接の予定が決まってから急いでやるのではなく、ふだんからシミュレーションをやり、面接官がどんな出方をしてきても答えられる用意をしておきましょう。
それがあなたの余裕となり、また面接でも自信となって現れてきます。
毎日コツコツやる人は少ない。だからこそ、そこで差をつける
数種類の職務経歴書をつねにアップデートし続ける。面接でどんな風に答えるのかシミュレーションをしておく。
こうしたことは、やはり毎日決めた時間を転職活動の準備にあて、それを続けていくという方法が最適です。
資格試験の勉強であれば、試験日に向けて勉強を続けてゆくということになりますが、転職活動の準備というのは、予想できない求人情報やいつ呼ばれるか分からない面接を想像しながらやることなので、毎日コツコツ続けるというイメージがわきにくいかも知れません。
しかし、だからこそ、日々の積み重ねをしている人はほかの人たちとは差のついた結果を出すことが出来るのです。