創造性のある仕事をするために心にとめておきたい3つのポイント
ある起業家の言葉に「会社をつくってビジネスを始めるということは、自分の中に眠っているアイデアを形にして世の中に提示するということだ」というのがあります。
ビジネスだけではありません。アートの世界やライターたちにとっても、「創造性」をいかに発揮するかがクオリティーの高い仕事へのカギとなります。
そんな創造性は、どうやって伸ばしてゆけばいいのでしょうか。
【壁にぶち当たるという事実を受け入れる】
ビジネスでも芸術でも、成功した人たちのインタビューなどを読んでいると、彼らのアイデアは実に簡単に高い評価を得たかのような印象を受けることがあります。
一方私たちは、壁にぶち当たると「やっぱり自分のアイデアそのものが間違っていたのではないか」とどうしても考えてしまいます。
しかし、「自分が起こしたビジネスを継続していくためには、自信の喪失を克服する訓練をひたすら続けることだ」と言った人がいます。
どんなアイデアもすんなりと形になるものなどないのです。
自分のアイデアは絶対に正しい、と思い込んでいるくらいでちょうどよいのかもしれません。
【同業者・異業者と交流する】
起業家というのは、孤独に働かなくてはいけない場合が多いものです。
アーティストやライターなどもまた、たとえ組織に属していたとしても、基本的には一人で働き続けることがほとんどです。
そんな場合、同業者や異業者と交流を持つことは自分の創造性を刺激するだけではなく、こうした孤独感からも解放してくれる効果があります。
ひとつ注意しておきたいのは、人の目標や夢などを踏みにじるような発言をする人たちがどうしても存在するという事実です。
同じ会社で働いているサラリーマン同士であれば、このような人がいても我慢して付き合う必要があるかもしれません。
しかし自営業者であるならば、人の努力を侮辱したりする人とは付き合う必要はありません。
思い切って手を切ってしまいましょう。
そして付き合う人を選ぶようにしましょう。
【好奇心>恐怖心 楽しもうとする精神が大事】
創造性のない人などいません。
どんな人でも、目の前にはないものを思いつくものです。
世の中でアイデアマンと呼ばれたり想像力豊かだといわれている人たちは、創造性そのものよりも、実行力が人より優れているところに大きな違いがあります。
私たちはせっかく思いつても、どうせやっても失敗する、失敗したら怖い、と恐怖心に負けてしまいがちです。
これは無意識のレベルでそのように思考プロセスが進んでいるのです。
恐怖を感じること自体は、自分を大事に思っている証拠ですから、決して悪いことではありません。
しかし、そのせいで自分の創造性まで犠牲にしてしまうのはもったいないことです。
たとえ結果がどうであれ、自分が思いついたことが実現するところを見てみたい、という好奇心を持って行動に移すことが、結果的に創造的な仕事を進めてゆく大きなカギなのです。