転職を始める前に「今の職場ではできないこと」をハッキリさせよう

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転職活動を始めるときに、次の職場ではどんな仕事をしたいのか、そのヴィジョンを明確に持っていない人が多く見受けられます。

 

これは転職活動を始める動機に、その原因がありそうです。

 

 

 

この職場から離れたい

私たちが転職活動を始めるそのもっとも多い理由は「今の職場から離れたい」というものです。

 

これは必ずしも「今の職場ではできないことを次の職場で実現させたい」という具体的な考えから出た理由ではありません。

 

とにかく今ここから脱出したい、という単純な希望にすぎないのです。

 

これでは前向きな転職活動にはなりません。

 

今の職場ではできないこと

「今の職場ではできないことを実現したい」といっても、必ずしも何らかのプロジェクトのようなものである必要はありません。

 

たとえば、年齢がひと回り上の社員が多いため自分が昇進できる可能性がほとんどない、という場合もあるでしょう。

 

その人にとっては昇進して課長、部長といった「肩書」を得ることが「今の職場ではできないこと」になります。

 

また、会社の経営方針が変わったためあなたの専門分野があまり重要視されなくなり、これ以上昇給は見込めない、という場合もあるでしょう。

 

その人にとっては「専門分野でのキャリア追求」または「昇給」が、「今の職場ではできないこと」になります。

 

こうしたヴィジョン、つまり「自分が求めているもの」さえはっきりしていれば、どういうことを自分の強みとしてアピールするのかもはっきりしてくるでしょう。

 

自分の強みが分かっていれば、自分に合う仕事を見つける可能性も高くなり、その結果仕事から得られる満足度も高くなります。

 

転職を考えている人は、履歴書を人材紹介会社に送る前に、今の職場ではできないことは何かをよく考えてみるようにしましょう。