転職活動では「他の人たちとどう違うのか」を伝えるようにする

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転職活動をする際、私たちは学生時代の就職活動を参考にすることが多いでしょう。

 

たしかに過去の経験で役に立つものがあれば、それは最大限に活かすべきです。

 

しかし、新卒採用のときにやったことをそのまま繰り返していてはあまり意味がありません。

 

白いシャツにリクルートスーツ、礼儀正しく振舞い、はっきりした発声で間違いのない答えをするよう覚え込み、面接にのぞむ・・・というようなことだけ準備して転職活動をしている人がいるかも知れません。

 

しかし、採用する側からするとこれでは何のために転職者を募集したのか分からなくなってしまいます。

 

新卒採用と転職者との違いを理解する

新卒採用の場合、当然のことながら会社側は職務経験などは求めていません。

 

あくまで将来の伸びしろを見出して、その人にチャンスを与えようという立場で人を選びます。

 

これから社会人になる人物として、最低限の条件を満たしているか、言葉遣いを含めた礼儀正しさがあるか、素直に学習する姿勢を持っているか - そういう点を見ようとします。

 

つまり、ほかの人たちと「同じ水準に達しているか」を見ようとしているにすぎません。

 

ほかの人たちと「どう違うのか」がポイント

一方で転職者を受け入れようとしている会社では、その人の職務経験とともに、その経験に基づいてどんな活躍をしてくれるのかを見ようとするのです。

 

つまり、ほかの人たちと「どう違うのか」に注目します。

 

ほかの人たちと同水準に達しているだけでは、わざわざ転職者を採用する意味はないのです。

 

たとえ不得意な分野があったとしても、それは大した問題にはなりません。

 

自分の得意分野での実績や経験を大いにアピールすることが大事です。

 

たとえば:

 

- 新卒社員で入社し、最初の配属では営業をやらされたがあまりいい結果を出せなかった。 しかしその後の人事異動でシステム部門に配属になり、エンジニア業務をやるようになってからは自分の性に合った仕事で毎日成長できるようになった。

 

こういうキャリアがあるのならば、営業時代の話は軽く流して、エンジニアとしてどんなことをしてきたが、これから何が出来るのか、ということをじっくり自分の言葉で話せるようにしておくことが大事です。

 

なぜならその部分こそあなたが「他の人たちと違う」ところであり、採用担当者の求めているところだからです。