モーツアルトを聴こう クラシック音楽を聴くと血圧が下がることが判明
アマデウス・モーツアルト、ヨハン・シュトラウス、そしてアバ。
ドイツの大学で、これらの音楽が人の体にどのような影響を与えるかについて調査が行われた。
その結果、最高血圧がモーツアルトを聴いた場合は4.7 mm Hg、シュトラウスの場合が3.7 mm Hg、それぞれ下げる効果があることがわかった。
一方アバを聴いた場合は特に変化が見られなかった。
また最低血圧もモーツアルトの場合は2.1 mm Hg、シュトラウスの場合は2.9 mm Hg、それぞれ低くなった。
従来から、サイクリングやランニングなどの有酸素運動をすると、同様の血圧低下効果があることがわかっていた。
また一日あたりの塩分摂取量を6グラム減らすことで、最高血圧が7~4 mm Hg下がることもわかっている。
モーツアルトやシュトラウスではなくても、クラシック音楽には同様の効果があると見られる。
今回の研究によれば、歌詞のない音楽、リズムが一定で大きな変化がない曲などが、血圧改善に効果があると見られている。