ロックダウンで関係悪化したカップル その経験から考案・起業した「デートグッズボックス」

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キャロラインさんと彼女のパートナーであるジェイさんは、イギリスで続いていたロックダウンが二人の関係に影響を与えていることに気づき、そこから「デートのための定期購読ボックス」というビジネスを立ち上げることになりました。


キャロラインさんは現在ロンドンで大学院の博士課程の学生です。

 

これまでは友人と外出することが多く、一方コンサルタントをしているジェイさんは海外出張の多い生活をしていました。

 

こうした二人にとって、ロックダウンはとても難しいものとなりました。

 

「1ベッドルームのアパートでいつまでも部屋に閉じこもっていることは、やはり慣れることができないものでした」とキャロラインさんは語っています。

 

ロックダウンに入って1ヶ月、二人はイライラするようになり、お互いに対して不満を感じ始めていました。

 

そこで、より質の高い時間を一緒に過ごす努力をすることに決めたのです。

 

「ふたりで時間をともにし、屋内でできるデートのアイデアリストを作り上げました。するとお互いの出したほとんどのアイデアが同じであることに気づきました。いっしょに料理をする、映画を見る、マッサージをする、ワークアウトやボードゲームをする、などです」

 

「これが、この市場にはチャンスがあることを示す最初のヒントでした」。

 

キャロラインさんとジェイさんは、このように感じているのは自分たちだけではないことに気づき、自宅でのデートをより楽しいものにするために、カップル向けの定期購入用ボックスを発売することにしたのです。

 

間もなく、彼らのビジネス「Box42」が誕生しました。 

www.thebox42.co.uk

 

「ボックス・フォー・トゥー」と読み、「Box for Two」二人のための箱、という意味です。

 

ボックスはユニークなテーマに沿って作られており、アクセサリー、Spotifyのプレイリスト、独自経営のメーカーのスナックなどが入っています。

 

 
 
 
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さらにこのベンチャービジネスは彼ら二人の距離を縮めたようです。

 

「この2ヶ月間、私たちはゼロから一緒にウェブサイトを作り、ビジネス戦略を練り上げ、ソーシャルメディアマーケティングを始め、製品をデザインしました」

 

「私たちは一緒に学び、夜遅くまで話し、ブレインストーミングをし、戦略を練り、エキサイティングな時間を過ごし、目標を共有してきたのです」

 

「それは私たちの関係に奇跡をもたらし、これまで以上に親密な関係になったと感じています」

 

「会社を立ち上げることは、(ロックダウンではない)通常のスケジュールではできなかったことなので、ロックダウンは、私たちにとっては思ってもみない恵みをもたらしてくれたのです」

 

「Box42が私たちの距離を縮めてくれたように、同じようにマンネリ化していると感じている多くのカップルが、このボックスによって喜んでくれることを願っています」。

 

metro.co.uk