自分を批判する人たちがいるとき、どうしたらいい?
世の中に出ると、私たちはいつも人の目にさらされます。
その結果、批判されてしまうことも少なくありません。
残念ながら、どこに行こうが他人からの批判を逃れることはできない、と思っていいでしょう。
批判から逃げ回ることができないのであれば、今いる場所にいて、周りからの批判に上手く対応することを考えたほうがよいことになります。
ここではその対応に必要な5つのポイントを見ていきましょう。
1. 誰からの批判なら受け入れるのか、を決めておく
もし上司があなたの仕事に満足していないのであれば、その人は部下であるあなたに対してコメントする権利があります。
しかし、もし遠い親戚があなたの生活スタイルについて文句を言ってきたとしても、その人の発言に耳を傾ける必要などはないでしょう。
つまり、私たちは批判する権利がある人からのコメントだけを受け入れればよいのです。
2. 客観的になる
自分を批判する権利がある人のコメントは客観的に受け止め、頭の中に残しておきましょう。
批判を受け入れても、私たちのキャパシティが減ってしまうわけでもありませんし、ましてや私という人物を変えてしまうようなこともないのです。
たとえば、上司に指摘された間違いがあった場合は、その訂正をすれば、あなたは今までどおりの自分自身でいられるのです。
3. 無視する
もし、自分を批判する権利のない人が文句を言ってきた場合は無視しましょう。
これには2つの方法があります。
ひとつは、何も言わない、というやり方です。
そしてその場を去る、話題を変える、その会話をやめてしまう、など次の行動に移ります。
もうひとつは、「そんな気分にさせてしまって残念です」と伝える方法があります。
これは謝っているように聞こえる一方、実は批判している人の感情だけを受け止めていて、言っていることはそれほど重要だと思っていないことのあらわれです。
こう言われた人は、それ以上批判を続けることができません。
さらに、あなたは丁寧な受け答えをしただけで、決して言い返したりしているわけではないのです。
4. もし批判に腹を立ててしまったら
言い返したり、さらには口論を始めたりしてはいけません。
冷静さを失うと上手く事を運ぶことは出来ません。
その代わり、たとえば「ちょっと待ってください。いま言われたことを考える時間が必要です」という内容のことを言うようにしましょう。
ゆっくり深呼吸をして、気持ちを落ち着かせ、じっくり待ちましょう。
そしてその批判が本当に正しいことを言っているか、自分が受け入れるべき内容か、を判断するようにしてください。
時には24時間かけて、じっくり考えたほうがいい場合もあります。
5. ポジティブに受け止める
もし自分を批判する権利のある人からの批判であり、かつ内容が的を得ているのであれば、それは聞き入れる価値があるわけですから、ポジティブに受け止めましょう。
一方、自分を批判する権利もなく、さらには内容も的外れなのであれば、そのまま聞き流してしまうことです。
なぜなら、そういう人たちの「批判」の本当の目的は、あなたを困らせたり怒らせたりすることだからです。
あなたからの反応がなければ、そこで彼らは退くしかないのです。
(http://thinksimplenow.com/happiness/how-to-deal-with-criticism/)