悪いとわかっているのに直せない習慣・・・ 新しい習慣を身につけるための6つのコツ
誰でも直したいと思っている習慣があるものです。
しかし人と言うものは「今度こそ」とどんなに固い決心で直そうとしても、やはり行き詰まってしまうことが多いようです。
ここでは、新しい習慣を身につけるための6つのコツを紹介します。
1. 朝早く起きて、とにかく活動を始める
午前中は私たちの頭脳が最もパワフルに活動できる時間です。
大きな仕事をこなしたり、より強い意志とスタミナが要求される予定を実行するには、午前中が最も理想的な時間なのです。
これはカラダのためのエクササイズにとっても同じです。
後回しにしたところで、いずれ今日中にエクササイズをしなければいけないわけですから、それならば朝のうちに終わらせてしまいましょう。
2. 自分の中の「自動装置」を稼動させる
良い習慣をつけると、それがあなたにとって特別ではなくなる、というメリットがあります。
日常生活の一部となるため、実行するときに必要なエネルギーが少なくて済むようになるのです。
アスリートたちがいつも食事制限に励み練習をこなしてゆくのも、この良い習慣のおかげなのです。
今、ついジャンクフードを食べてしまう習慣をなくそうとしてがんばっている最中だったとしても、しばらくすると、それはあなたにとって自然なことになってくるのです。
平均して「習慣」が身につくまで21日間かかるといわれていますが、これは人によるので、もっと長くかかる場合もあるかもしれません。
習慣を直す努力を続けることです。
いったん習慣として身につけば、苦にならず新しい良い習慣で毎日過ごすことができるようになるのです。
3. すでに身についている習慣を改善してゆく
悪い習慣を直す有効な方法のひとつに、すでにクセになっている習慣を改善することで、新しく良い習慣を身につけてゆく、というのがあります。
たとえば、朝起きてコーヒーを飲む習慣のある人は、そのコーヒーの代わりにレモンとジンジャーを入れたお湯を飲んでみましょう。
朝、強いカフェインを摂取してしまう習慣を、単に飲み物を変更するだけで健康的な習慣に変えることが出来るのです。
この「交換」がいったん成功したら、今度はレモン&ジンジャーを飲んだ後に、15分でいいのでヨガをする習慣を追加してゆきましょう。
こうすることで、まったく新しい良い習慣が身につくようになるのです。
4. 書き留める
悪い習慣を直そう、という決心を紙に書き留めておくことで、私たちはその目標に対してより責任を感じるようになるものです。
しかし、これをスマホのメモ帳に打ち込んで保存するのはおすすめできません。
すぐに削除できてしまうからです。
実際に紙の上に自分が直したい悪い習慣を書き出し、それをどういう習慣に変えてゆきたいのか、書き出すようにしてください。
自分自身への宣言となるのです。
5. 新しい習慣に取り掛かれなくても、悪い習慣には手を出さない
悪い習慣と知りながら、それをやめて新しい習慣を新しく取り入れることができないのは、今の悪い習慣を自分の中で正当化してしまうからです。
朝起きて、とても眠いけど会社に行かなければ行けない。
その時、今週は忙しくていつもより疲れている、今朝だけはコーヒーを飲んでもいいことにしよう、とあなたは考え、よし、明日からレモン&ジンジャーに切り替えよう、などと思うわけです。
しかしそういう「明日」は決してやってきません。
そんなときは、コーヒーの代わりに紅茶を飲み、とにかくやめようと思っているコーヒーには手を出すのをやめましょう。
コーヒーはいつもそこにあり、私たちの神経はそのコーヒーを忘れることがなく、見るたびに元の習慣が現れてきてしまうのです。
無理に新しい習慣を自分に押し付けるのが難しいときでも、悪い習慣にすぐ戻ってしまうのではなく、少しでも新しい習慣に近づけるような方法を考えましょう。
6. 視覚に訴える
新しい習慣は、本当に自分の自然な習慣になりきるまで、すぐに忘れてしまうものです。
結局、悪い習慣がすぐに現れ、新しい習慣を追い出してしまうのです。
これを防ぐためには、新しい習慣を自分に思い出させる工夫をしましょう。
たとえば毎朝歯のフロスをする習慣を身に付けたい場合は、朝洗顔するときに見る鏡にポストイットを貼り付けておきましょう。
朝起きてヨガを15分やるという習慣を身に付けたいのなら、夜寝る前にヨガマットを敷いておきましょう。
これを繰り返していれば、いずれ自分にとって自然な習慣として身につくようになるでしょう。