[これからキャリアを伸ばしていくために] 20歳の時には気づかない20のこと
時間は無限に使えるものではない
今より上のレベルに到達するため時間を無駄遣いしないようにがんばっている若者に出会うことは、あまりありません。
20代のときはとうしても「世の中すべてを理解」し、「欲しいものすべてを得る」のに十分な時間があると考えてしまうものです。
時間というのは、はじめは大量に手元にあっても、後でそれを取り戻すことは決してできない宝物なのです。
今あるチャンスは最大限に活かしましょう。いつか必ず時間が足りないと思うときが来ます。
あなたには才能があるが、その才能は過大評価されている
あなたたちは、いちばん能力があり、創造性に優れ、情報も豊富で、一度に複数のことをこなすことができる世代の若者です。
しかし磨きのかけられていない原材料というものは、たとえどれほど価値のあるものであっても、無駄に終わってしまうものです。
才能そのものには何の評価も与えられません。評価は結果に対して与えられるものです。
類まれな才能を持ったように見える人たちでも、一歩一歩、大変な努力をして成功へ近づいていったのです。
人が最も生産的になれるのは午前中
若いときは夜遅くまで残業して働くことを自慢する人もいます。彼らは同僚たちが帰宅した後も働き続け、多くの仕事をこなしていると考えがちです。
しかし振り返ってみると、雑用など、こなしていくだけの仕事ばかりをやっていたことがわかるでしょう。
複雑で戦略的なプラニングや、電話や会議など営業時間中にやらなければいけないことは何もやっていません。
ほとんどの場合、人は午前中にチームで働いているときが最も生産的になれます。
つまり職場全体で毎朝早いスタートを心がけるべきなのです。
ソーシャルメディアはキャリアではない
もしあなたが今「SNS担当」となっていたとしても、それが5年以上続くと思ってはいけません。
ソーシャルメディアは、仕事ではマーケティングの一機能にすぎないことを覚えておいてください。
つまり、ブランディングやROIを助けるだけなのです。
SNSは、注目され、多くのユーザを獲得し、収益を上げるための手段です。SNS自体が目的なのではありません。
「SNS担当」のみにあなたのキャリアルートが固定されないよう注意してください。
電話をしましょう
自分のPC端末の陰に隠れていてはいけません。
ビジネスは電話と対面での話し合いで出来上がってゆきます。
直接人と会い、将来のビジネスチャンスを探るためには、まず最初に直感で捉えなければいけないのです。最後ではいけません。
そして、もしインターネットが使えなかったら、どうしますか?
家に帰るなんて言ってはいけません。もじもじしないで電話をしましょう。
最初に出社して、最後に退社する
これは二十歳の若い人だけでなく、転職して新しい仕事を始める人、まだ成長過程にある人すべての人へのアドバイスです。
そういう方々は、ほかの人たちよりも自分の働き場所をしっかり築き上げていく必要があり、またまわりの人たちに自分の力を証明しないといけません。
前進するために最も確実で唯一の方法は、自分の同僚よりも一生懸命働くことなのです。
指示待ちをしない
責任を持たずに何かの仕事を任されることはありません。
誰かが指示をくれるまで待っていたのでは、前進することができません。
「誰もこれをやるように言ってくれませんでした」と言うのは失敗する人の常套句です。
仕事をやりすぎることよりも、やらなすぎることのほうが失敗なのです。
自分の間違いに責任を持つ
キャリアがスタートしたばかりのときはたくさんの間違いをするでしょう。
しかし判断するときや実行するときに守りに入ってはいけません。
自分の間違いを正当化しようとすることは止めるべきです。
自分の間違いから学んだことを受け入れる人、学び続ける人だけが成長できます。
自分で自分の尻叩きをする
『プラダを着た悪魔』のメリル・ストリープが最もありがたい上司といえるでしょう。
あなたのキャリアの中で、20代の始めというのは、高い感受性と順応性があり、どんどん成長してゆく段階にいます。
優秀な仕事を求め、あなたをどんどんプッシュしてくれる上司の下で働くことは、将来成功するための確実な基礎を築いてくれるでしょう。
毎年仕事を変えない
勤務期間1年のみでは、あなたがどんなに早く成長していたとしても、職場で学べることをすべて身に付けるには短すぎます。
もし1年で職場を離れてしまうようでは、自分の成長を自分で見守ることができない人のように見えてしまいます。
少なくとも2~3年かけて「スキル」といえるものを身に付けてから会社を飛び出すようにしましょう。
そうしないと、あなたの履歴書は働き続けられない理由のリストになってしまうでしょう。
従業員特典よりも同僚のほうが大事
フレックスタイム、食費補助、医療サービスなど、従業員特典の豊富な会社を選ぶ人が多くなっています。
確かに大事なことですが、会社の創設者やマネージャーたちのキャラクターのほうがもっと大事なことです。
立派な上司はあなたのよき助言者となり、またあなたが辞めた後も別の機会で仕事をくれるかもしれません。
意識して一緒に働く人を選ぶようにしましょう。
彼らとともに働くことで、細かい従業員特典よりも大きなリターンが得られます。
今やっていることと将来目指していることをつなげて考える
職場ではやりたくもないことをやるよう指示されることがあります。
その時は、それをやることで何が得られるのかを考えましょう。
今やっていることと、将来やりたいことをつなげて考えてみるのです。
これさえ分かれば、やる気が起こるでしょう。
将来目指していることと今やっていることのつながりが見えないのであれば、その時こそ転職を考えるときです。
文句を言うのではなく、はっきり意見を言う
若いときは意見を述べることがうまくできません。
これは仕事をする上で致命的なことです。
もしマネージャーや職場の文化、または自分の役割と責任分担について問題があるのであれば、自分の意見をはっきり言いましょう。
しかしこれは、同僚たちとランチタイムにする文句や無駄話と一緒にしてはいけません。
何が改善されるべきかを的確に指摘できる人は、職場環境や自分のキャリアを形作る能力もあるものです。
ITスキルを身に付ける
履歴書の特技欄に「マイクロソフト・オフィス経験あり」などと書いても、もはや役には立ちません。
むしろPhotoshop、HTML/CSS、iOS、WordPress、Adwords、MySQL、Balsamiq、アドバンストExcel、Final Cut Proといったスキルを忍術のように身に付けている人のほうが、職種を問わず注目されます。
もし高収入で働き続けたいのであれば、人文科学の学位と実践的なITスキルを併せ持つのがよいでしょう。
大きくかつ質の高いネットワークを持つ
「何を知っているか」よりも「誰を知っているか」のほうが大事です。
仲間同士の小さなグループや、表面的にたどたどしい連絡を取り合うグループではうまくいきません。
多くの人たちと知り合い、つながりを保っておき、より多くの人とつながりが持てるように時間を使ってゆきましょう。
少なくとも3人の信頼できる助言者を探す
最も確実なキャリアパスは、あなたがやろうとしていることを成し遂げた人を徹底的に真似ることです。
自分がたどり着きたいところにすでにいる人たちの中から、助言者と呼べる人を少なくとも3人は持つようにしましょう。
彼らの指南や相談は、あなたが受け取れる最もありがたい贈り物なのです。
尊敬できる人を選び、真似る
何をやっていいか分からない人がいると思いますが、あなたが尊敬している人は知っています。
若い人たちには、自分があこがれるビジネスパーソンを選び、まるでその人自身であるかのように行動することをおすすめします。
もし自分がその人であったら、どのように振舞ったか、どのような決断をしたか、日々のスケジュールをこなしたか、そして目標を達成したか?
完全になりきるまでそれを続けましょう。
ツイートやチャットを減らし、本を読む
現代は情報を1行140文字で吸収しようとしてしまいます。
一呼吸で終わらせてしまい、深みがなくなります。
創造性、思慮深さ、そして思考力というのは、本を最初から終わりまで読み通したときに出てくるものです。
あなたの将来の成功への鍵は、すべてほかの人たちの過去の経験の中に見出すことができます。
月に1冊は本を読むようにしましょう。小説でもノン・フィクションでもいいのです。
あなたのキャリアは成長していくはずです。
稼ぐ額より25%少なく出費する
もしあなたが、収入と同額かそれより高いモノを買い続けているのであれば、お金持ちになる努力を怠っていると言わざるを得ません。
自分に黄金の手錠をはめてはいけない・・・つまり高級車や高級マンションに手を出してはいけないのです。
将来の収入が200%伸びるのであれば、今現在は20%少なく受け取ることに甘んじてもいいのです。
いま少し多く収入が得られるというだけの理由で新しいキャリアのチャンスを捨ててしまうようであれば、結局は安物買いの銭失いになってしまいます。
たとえどれだけ稼いでいたとしても、使う額は25%少なくしておきましょう。
これを守っていれば、無駄なストレスもなく夢を追うための柔軟性も持つことができます。
あなたに対する評価を犠牲にしない
あなたが得てきた評価というのは、将来にわたって、ビジネスにおいて最も通用するものとなってゆきます。
仕事のチャンスが得られるかどうかを決めてしまう、目には見えない鍵なのです。
特に、ネットですべての活動結果が記録されアクセスされてしまう今の時代には、あなたに対する評価は聖なる宝物として守られなければいけません。
いったん失ってしまうと、二度と取り戻すことができないものの一つなのです。
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