クラウド会計の利点
「クラウド会計」は「オンライン会計」とも呼ばれるように、ネットを使って会計業務を行うことです。
データをクラウドに送信し、そこで処理されたものがユーザのもとに送り返されてきます。
クラウド会計の利点は数多くありますが、ここではそのうち4つを説明します。
【いつも山積みの書類とサヨナラできる】
どっさりとある書類を一つ一つ処理する代わりに、すべてがクラウドサービスやアプリケーションに保存されてゆきます。
この結果、業務のペーパーレス化を図り、ファイルによる保存へ移行することができます。
たとえばメールで請求書が送られて来たら、その請求書をオンラインに投入しておくことで承認され、支払処理が自動的に行われるようになります。
つまり、今まで書類のファイリングなどで使われていた時間を削減することができるのです。
スマホのカメラで請求書の画像を撮影し、それが自動的に自分の会社の会計システムに投入されるものもあります。
こうして請求書・領収書の整理が楽になります。
こういったプロセスにより、経理情報が常時アップデートされ、担当の会計士たちもまた顧客の最新の経理情報をリアルタイムでチェックできることになるのです。
スマホを使うことで、書類での作業が格段に削減され、環境に優しいビジネススタイルにもつながってゆくでしょう。
【いつでもどこでも会計情報にアクセスできる】
つねに手元の数字に変化がある業務を執り行っている企業にとっては、スマホの画面を触るだけで最新の情報を見ることができるということは大変便利なことです。
ネットにつながる限り世界のどこにいても24時間365日、最新の財務諸表やキャッシュフロー分析をチェックすることができることになります。
【「本当のキャッシュ・フロー」を見ることができる】
今現在、会社のマネーがどのような状態かいつでもチェックできます。
クラウド会計によって、現在いくらのお金があり、そのお金が何に支払われ、自分は誰に負債を負い、またあなたは誰からの支払いを待っている状態なのか、すべて見えるようになるのです。
このような「本当の」キャッシュ・フローにより、ビジネスのための適切な判断ができるようになるでしょう。
【不正や横領リスク対策】
これらの重要なデータがパスワードをかけオンラインで保存されているため、不正処理や資産の横領などの可能性は低くなります。
特に中小企業は、従業員の不正に対する内部統制を準備・運営してゆくための人員やノウハウが十分でない場合があります。
クラウド会計はそのような場合でも、大きな助けになるでしょう。
オンラインで複数の承認を得ることで、請求書払いの手続きができるようになります。
(http://tech.co/reasons-use-cloud-accounting-2015-07)