「知的な人」とは? 学歴やIQとは違う 知的な人の10の特徴

 

 

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いわゆる頭のいい人を表す言葉のひとつに、「あの人は知的だ」というのがあります。

 

この知的(intelligent)とはどういうことなのでしょうか?

学歴、IQテストの結果、ゲームの強さ・・・?

身近な言葉なのでイメージはつかんでいますが、具体的にどんな人を知的な人と呼ぶのでしょうか?

 

イギリスの新聞「The Independent」に掲載されたこの記事では、次の10の質問にYesと答えられた人ほど知的である、とされています。

 

ここでは学校や本だけでは学べないことが多く指摘されていて、本当に頭がいいとはどんなことなのか、あらためて考えさせられます。

自分に当てはめてチェックしてみましょう。

 

 

1: 実生活上の問題を解決できる?

知的な人たちは実生活で起こる問題を解決するのが得意です。

実生活での問題とは、教科書に出てくる問題とは全く異なります。

教科書に出てくる問題には正しい答えが必ず存在し、またどの問題もシンプルにされています。

実際の世界では、そのような問題は存在しません。

たとえ教科書と同じような問題に直面することがあっても、関わる人々や取り巻く状況によって答えは異なってくるのです。

実生活において直面する問題は一つひとつ異なるものであり、また時間がたって初めて正しい答えが分かる、という特徴があります。

これに対応できる人は、本当に知的であるといえるでしょう。

 

2: 適材適所に人を選ぶことができる?

上記「1」で述べたように、実生活において直面する問題では、どんな答えが正しいのかを事前に判断するのは事実上不可能です。

しかし知的な人というのは、どういう問題に対応するにはどんな人が適しているかということを分かっています。

つまり、問題の質を見極めると同時に、自分のまわりにいる人たちの質を見極めることもできるのです。

 

3: 目標達成できることが多い?

ふつうの人たちは他人から「君に出来ないはずはない」「がんばっていこう」と声をかけられることでモチベーションが上がり、行動に出ます。

しかし知的な人たちは、自分は何ができて、何ができないかよく分かっています。

彼らは自分の限界を分かっていて、その範囲内にある目標に向かって努力します。

その結果、目標が達成される確率がとても高くなり、失敗は少なくなります。

もちろん、たとえ失敗しても知的な人たちはそこから学習し、次のチャンスへとつなげていくのです。

 

4: クリエイティブ?

創造性のない知性、ということは不可能です。

創造性のない人間は、プログラムされたとおりにしか動けないロボットと同じです。

知的な人は創造性が高いので、同じ間違えを繰り返しません。

トーマス・エジソンは「私は失敗したことはない。単に上手くいかない1万の方法を発見しただけだ」と言ったことがあります。

多くの人は、このエピソードはエジソンが忍耐の大切さを語ったのだと考えがちですが、そうではありません。

同じ目標のために1万の方法を考え付くことができた、という創造性の高さを表すものです。

知的な人たちは、もし今やっている方法が上手くいかなくても、別のやり方を見つけ出すことができるのです。

 

5: 幸せ?

もし自分の人生を幸せに感じていないのであれば、その人は知的であるとはいえません。

人生一番の目標は幸せになることです。

知的な人であれば、自分の幸せに必要なことは何か、自分や他人の幸せをどのように実現すればいいか、分かっているはずです。

もし自分の人生に満足がいっていないのであれば、あなたは自分自身を、そして世の中を理解していないのです。

 

6: 知識を統合できる?

知的な人というのは、偉大な学者を意味するわけではありません。

知的な人たちが必ずしもトップレベルの教育を受けているとは限らないのです。

彼らは自分が決して使うことがない知識を学ぶことに時間をつぶしたりしません。

知的な人たちは、まわりの人たちから学ぶ能力があります。

そして一つの分野の知識をほかの場面で使う能力があります。

彼らは決してある分野のエキスパートではありませんが、人生のエキスパートなのです。

アインシュタインは「すべての宗教、芸術、科学は一つの木から伸びている枝に過ぎない」と言ったことがあります。

このように、知的な人たちは異なるものの中に一致するものを発見することができる人たちなのです。

もし芸術の知識を科学に、科学の理論を宗教に適用することができたら、その人は知的な人であるといえるでしょう。

 

7: 自分より利口な人たちといっしょに働ける?

知的な人たちは必ずしも頭脳明晰な人であるとは限りません。

意外にも記憶力が悪かったり、すばやい分析ができなかったりする人もいます。

アインシュタインニュートンは、とても忘れっぽい人たちであったことはよく知られています。

しかし知的な人たちは「知識の中の知識」といったものを持っています。

物事の詳細を把握していて、あるべき場所に当てはめる能力を持っているのです。

自分より利口で成功している人たちといっしょにいても、劣等感を感じることはなく、むしろそういった自分の強みを使って大きな働きをする人たちなのです。

 

8: 他人の反応を正確に予測することができる?

知的な人たちは、ある状況に置かれた自分自身の反応だけでなく、まわりにいる人の反応も予測することができます。

その人の過去の反応を見てその人を深く理解しているので、新たに見せる反応に驚いてしまうことはありません。

ふつうの人たちは自分の反応も他人の反応も、理想や希望的観測に基づいて想定してしまいます。

しかし知的な人たちは現実的な見方に基づいて予測するものです。

正確に予測することができるため、まわりの人たちの反応が予想外で失望してしまうこともありません。

 

9: 将来を正確に予測できる?

ほとんど人たちは将来を予測できないものだと考えていますが、知的な人たちは将来が訪れる前に分かっています。

つまり、彼らはいつも将来に対して備えているのです。

人や世の中の法則についての正確な知識を持つことで、将来を予測できるだけでなく、自分の将来を実現することができます。

もちろん「予測」がすべて正確であるわけではありませんが、ほぼ的の中心に近い場所を得ていて、外れていることはありません。

 

10: 問題を事前に防ぐことができる?

ふつうの人たちは問題が起きるとそれを解決しますが、知的な人たちは原因と結果に関する正確な知識を持っているので、事前に問題を避けることができます。

世の中では物事がでたらめに発生するわけではなく、そこには必ず何らかの原因がある、ということを知的な人たちは分かっています。

その原因を事前に避けることにより、問題の発生そのものを避けることができるのです。

アルバート・アインシュタインは「知識人は問題を解決し、天才は問題を防ぐ」と言っています。

 

 

もしあなたが10個の問いのほとんどについて「Yes」と答えられるのであれば、学歴やIQテストの結果、または収入の額などは関係なく、知的な人であるといえるでしょう。

 

しかしほとんどについて「No」という答えなのであれば、どんなにいい大学を出ていても、あなたが知的な人だとはいえないことになります。

 

 

 

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