がんばっても上手くいかない・・・ 自分だけでなくまわりの人たちにも原因があるのでは?
あなたがもしダイエットが思うように進まずに悩んでいても、その原因はあなた自身ではなく、意外とまわりの人にあるかもしれません。
たとえば、もし自分のまわりにいる人たちも適正体重を超えた人たちばかりで、とても健康的とはいえない生活を送っていたとしたら、果たしてあなたのダイエットはうまくいくでしょうか?
もちろんあなた自身の決心がかたく、自信もあり、まわりからの影響を受けにくい人なのであれば、どんな環境にいてもダイエットの計画を進めることができるかもしれません。
でもそんな人はほとんどいないし、少なくとも私たちはそれができないから悩んでいるのです。
実際、人というのは自分のまわりにいる人たちの「平均値」になってしまうものです。
逆にいえば、まわりの人たちを観察すれば、自分がどんな人なのかがある程度見えてきます。
ということは、「なりたい自分」に近い人たちに囲まれていれば、おのずとあなた自身がそういう人たちに近づいていくと考えることもできるのです。
もし常に食べ物に注意を払い、適度な運動を忘れず、週末も健康的なアクティビティに取り組んでいる人たちがまわりにいたら、当然あなたもその影響を受けることになるでしょう。
身近にいる人がある種の「ものさし」のような存在になり、たどり着きたいと思っている状態までどれくらい離れているかを感じ取ることができます。
また人によっては、まわりにいる積極的な仲間たちとある種の競争心を感じるため、それがドライブとなって日々のダイエットに励むようになるはずです。
そしてまわりの人たちとの(良い意味での)比較を続けることで、自分が少しずつ進歩していることを感じ、それがさらに私たちを前に進めることになるのです。
これこそが一番のモチベーションになるでしょう。
【まわりの人が自分の足を引っ張っていないか?】
まずは自分のまわりの人たちと自分のなりたい状態を比較してみることから始めましょう。
もしまわりにいる人たちが自分の目標とするものとかけ離れているようであれば、とても冷たく聞こえるかもしれませんが、そういう人たちとの付き合いを無理に続けるべきではありません。
今まで楽しい時間を一緒に過ごしてきた人たちと離れるのはさみしいことですし、彼らの中にはあなたが急に冷たくなったと感じて傷つく人がいるかもしれない。
しかし、自分の目標達成の足を引っ張ってしまうような人たちは、しょせん仲間としても限界があるのです。
その上で、自分の目指す状態に近い人たちと親しくなる努力をしましょう。
きっとその親しくなろうという努力をしている段階で、あなたはすでに目指す方向へ進み始めているでしょう。
ダイエットに成功して健康的な生活を送っている人たちの仲間になるために、彼らと一緒にいて恥ずかしくないように努力をするからです。
ここではダイエットを例にとっていますが、ダイエットだけに当てはまる問題ではありません。
キャリアでも勉強でも、そして人間関係でも、がんばっても上手くいかないときは自分のやり方を見直すとともに、自分のまわりの人たちにもある種の原因がある可能性を考えてみましょう。