アイデアが出てこない・・・と感じたら試してみたい6つの方法
以下はアートの世界で活動している人たちに向けたアドバイスですが、ほかの仕事をしている人たちにとっても何かしらのヒントになることが見つかるはずです。
目を通して、使えそうなものがあればぜひ試してみましょう。
【絵日記をつけたり、思いついたことをイラストでメモする】
成功しているアーティストたちは、自分のアイデアをいつも記録しています。
ビジュアルアーティストにとっては、絵日記という作業がそれにあたります。
つまりこれは、日記帳である同時にアイデア帳でもあります。
絵と文章の両方をうまく織り込んで描く/書くのが良いやり方ですが、絵を多めにするか、文章を多めにするかは、あなたのアートのスタイルによるでしょう。
また、いわゆるスクラップブックのようなものを作っている人もいます。
気に入ったデザイン、広告、写真などを自分のノートに張り付け、それらを発見した経緯やなぜ自分はそれを気に入ったのか、などのコメントを書きつけておくと、あとで役に立ちます。
【身の回りの自然に目を向けてみる】
大自然はインスピレーションを無限に与えてくれます。
カメラを手にし、鳥を撮影する。 鳥が飛んでいるところをあえて撮る。 絵にかいてみる。 飛んでいる鳥の体の構造をあらためてよく観察してみる・・・
自然界のリズムのようなものを感じ取り、それを自分の作品に生かしてみるようにしましょう。
自然界のリズムを感じ取れる人の作品は、たとえば水一滴の動きであっても、より生き生きしたものになるに違いありません。
【意識しない部分にあるもの、夢の中にあるものを探り出す】
あなたの頭の中の、ふだんは意識していないところにこそ、無限の創造性が隠れているのです。
ベッドや布団の横に「夢ノート」を置いておくとよいでしょう。
夢で見た超現実的で驚くべきストーリーを、忘れないうちにそこに書き込みましょう。
自分自身のオリジナルを作品のなかに取り込むには、とてもよいやり方です。
あなたの作品がとてもユニークなものになるに違いありません。
【自分が目指すアーティストを研究する】
あるアーティストの作品を好んでいるのであれば、その作品を研究しましょう。
そのアーティストの制作過程を調べ出し、彼/彼女はどのようにしてあなたの好きな作品を作り出したのか、学んでみましょう。
また、好きなアーティストの作品を自分で再現してみるのもよい勉強になります。
再現するためには、細部にまで目を行き届かせる必要があるため、自ずとそのアーティストのスタイルを詳しく研究することになるからです。
これは練習として行うものですから、自分の個性を出そうとせずに、あくまでそのアーティストに成り切って全く同じものを作りだすつもりで取り組んでください。
【芸術やデザインの歴史に目を向けてみる】
現在のデザインが、100年前にはどのように受け入れられたかを想像してみると、新しい着眼点を得ることができるでしょう。
どんな芸術分野でもそうですが、アートの歴史でも、ある期間を特徴づけるような独創的な作品が残されています。
私たちはその背景を共有し、インスピレーションを得ることがでるのです。
また歴史というものは、いつまでも同じものとして存在するわけではありません。
過去の出来事は変わりませんが、それをどう解釈するかということは、人によって変わってゆきます。
それは人によってどの部分に照明を当てるかが異なるからです。
ですから、必ずしもすでに評価の確立した過去の作品を勉強しなければいけないということはありません。
あまり知られていない作品に注目し、そこからインスピレーションを得ることも十分出来るのです。
【ほかの分野に目を向ける】
ビジュアルアート以外の分野に目を向けてみましょう。
そこにアイデアのヒントがあるかもしれません。
あなたがグラフィックデザインをやっているのであれば、あえて建築やプロダクトデザイン、自動車のデザインなどに目を向けると、そこからヒントを得ることができるでしょう。
たとえば最新の建築を見てみると、デザインの流行が新たな方向から見えてくることがあります。
そして、そのおかげで自分の作品を別の角度から見るヒントが得られることでしょう。