いろいろ心配してしまって、第一歩が踏み出せないときに試してみたい3つのコツ
自分でものごとを決定し、それを実行してゆくということは、誰にとっても簡単なことではありません。
もし自分が最終責任を取らない場合でも、リーダーや上司には納得してもらえる説明ができないといけないでしょう。
また自分の下で働いてくれる人たちにも、なぜ自分たちがこの仕事をしているのか、しっかりと認識してもらうことが必要になります。
このため私たちはどうしても足踏みしてしまい、100%大丈夫だと感じられない限りは先に進めようとしない傾向があります。
しかし実際は、仕事でも生活でも、100%保証されているものは何もないのです。
つまり、たとえ悪い結果になる可能性が残っていても、私たちは前へ進まなくてはいけません。
多くの場合、不確定要素があっても決定・実行したほうが、何も実行しないことによって生じる弊害はカバーされ、乗り越えることが出来るのです。
では足踏みして第一歩を踏み出せないとき、何をすればよいでしょうか。
【「3つの質問」を自分に投げかける】
以下の3つの質問を自分自身に投げかけてみてください。とてもシンプルです。
いま迷っていることを実行し、得られる結果について:
・もっとも望ましい結果は?
・もっともひどい結果は?
・もっとも達成できる可能性の高い結果は?
こんな簡単なこと考えても意味がない!と思うかも知れません。
しかし、意外とこんなシンプルなことすら分かっていない場合が多いのです。
いろいろと心配していながら、実はどんな結果になることを恐れているのかハッキリとは分かっていない、という状態なのです。
一方、この3つが明確に頭の中で整理できたときには、第一歩を踏み出す準備は出来てきているはずです。
【最悪のシナリオについてを考える】
さらに一歩踏み込んで、この3つの質問に対する答えのうちの「もっともひどい結果」になった場合にいったい自分はどうするべきか、よく考えてみましょう。
自分がやるべきことは何か?
誰に助けを求めるのか?
私たちは自分が頭を使って「考えている」と思いながらも、実は単に心配しているだけの場合が多くあります。
最悪のパターンが起きることを心配するだけで、万が一そうなった場合、自分は何をやればいいかを具体的に考えない・・・
これでは、結局精神力の無駄遣いで終わってしまうのです。
【ふだんから小さな決定の積み重ね】
結局毎日の生活が、小さな決定とその実行の積み重ねです。
そうであれば、毎日の生活を使って、心配せずに第一歩を踏み出す訓練をしてみましょう。
毎日の小さな決定・実行で、あえていつもとは違ったことに挑戦してみるのも効果的です。
たとえば、何度も来たことがある定食屋さんで、今日は今まで頼んだことのないランチを注文してみる、などという至って単純なことでもいいのです。
こういう小さなことの決定と実行を積み重ねてゆくと、なにか大きなことを決め実行しなくてはいけなくなったときに必要なマインドが、自分のなかに作り上げられてゆくのです。