寒さはお肌の敵! もう一度復習したい冬のお肌対策
夏は暑い日ざしと止まらない汗が私たちをいつも困らせます。
しかし冬の冷たい風と乾燥した空気も、やはり毎年悩まされるものです。
ここでは、冬ならではお肌の悩みについて私たちが注意するべきことをまとめました。
基本的なことも多く含まれていますが、あらためて復習し、潤いあるまま春を迎えましょう。
【唇の乾燥】
冬は誰でもドライ・リップに悩むものです。
放っておけば割れてしまい、とても痛くなります。
水を多めに飲み、家では加湿器を使って唇の潤いを保つようにしましょう。
外出するときはいつもリップクリームをつけましょう。
またあまりに寒く風が強いときは、できれば外出を避けるようにしてください。
眼元に塗るクリームを唇に塗っても効果的ですが、必ず潤い成分を含んだものを選ぶようにしましょう。
唇が乾いているとどうしても舌で舐めてしまいがちですが、これは意識してやらないようにしてください。
舐めるとその瞬間は潤うように感じますが、その後すぐに乾いてしまい、状態が以前より悪化してしまう場合が多くあるのです。
週に一回、優しく唇の表面をこすり、余分な部分を取り除くようにしましょう。
このとき、細かい塩とオリーブオイルを混ぜてこすると、唇を傷めることなく擦り取ることができます。
唇がひどくあれてしまい、リップクリームでは間に合わないようであれば、市販の治療薬を使うべきですが、これも1週間以上続けて使うと逆効果になる場合がありますので気をつけましょう。
【顔(とくに頬)が赤くなる】
冷たい気温に加え風が強いと、皮膚が赤くなってしまいます。
これは冷たくなった肌を温めるため、体内から血液を皮膚まで送り込み、毛細血管を膨らませることで起こる症状です。
年齢を重ねるごとに、赤くなった肌が元に戻るのに時間がかかるようになります。
つまり、温かい部屋に入った後もしばらく赤い肌のままになってしまうのです。
最も確実な方法は、外出時には頬を含めた顔の下半分をスカーフやマフラーで覆うことです。
また食べ物にも気をつけましょう。
スパイシーな食べ物やアルコールを多く摂ると、寒いときに起こる顔の赤らみもひどくなる傾向があります。
スキンケア用品では、バラやカモミールのエッセンスが入ったものは効果があります。
【鼻が赤くなる】
暖かい室内から寒い屋外に出ると、どうしても鼻が赤くなります。
これは上記「顔が赤くなる」のと同じ症状です。
またとくに寒い季節になると風邪をひいてしまい、鼻を頻繁にかむようになるため、鼻の赤みが増してしまう、ということもあるようです。
もちろん、風邪が原因で鼻炎などになってしまった場合は、耳鼻科の先生に診察してもらうようにしましょう。
通常は、鼻が赤くなるのは避けられないことです。
もしどうしても気になるようであれば、赤くなってしまう部分にまず薄く緑色のコンシーラーを塗り、その上に肌色のものを塗っておけば、隠すことができます。
【乾燥肌】
冬は湿度も気温も低く、また室内でも暖房が効いているので、肌はどんどん潤いを失ってゆきます。
肌がある種の脱水症状を起こし、「パサパサ」になってしまうのです。
皮脂が多めの人でも、乾燥肌は他人事ではありません。
さらに、乾燥した肌で笑顔になったりすると、目や口のまわりのしわが目立つようになります。
人によってはかゆみを感じる場合もあるでしょう。
まず、冬になったら洗顔料を弱めのものに切り替えるようにしましょう。
また、一日最低3回は保湿製品をつけて肌に潤いを与えるよう習慣付けてください。
ヒアルロン酸の含まれたクリームは、潤いを肌にしみこませる働きがあるのでおすすめです。
アンチエイジング効果をうたっているモイスチャライザーは「レチノイド」と呼ばれる化学物質を含んでいる場合があります。
このレチノイドは肌を乾燥させて敏感にしてしまう傾向がありますので、冬に使うのは避けたほうが良いでしょう。
週に一回、顔を優しくこすってあげることも必要です。
このときも自分の肌に合った弱めの洗顔料を使って、まず手で泡を作り、その泡で肌をこするようにしましょう。