白い歯になりたい!台所にあるものでホワイトニングはできる?
笑顔の素敵な女性は、とても魅力的です。
その笑顔の魅力のためには、心からほほ笑んでいることで発する輝きが最も大事ですが、笑ったときに見せる口元の清潔感もまたとても大事なことです。
白い歯の与える印象は、その清潔感に大きく影響します。
歯医者さんで専門のクリーニングをしてもらうことに加え、ネット上では気軽に手に入る食材などを使って歯を白くできるという情報がたくさん流れています。
今までレモンやココナツ・オイル、さらにはターメリック・パウダーなど、ネットでは「ホワイトニング効果」が話題になったものがたくさんありました。
しかしそれらの多くが、専門的には効果が証明されていなかったり、むしろ逆に歯を汚してしまう結果になるなど、単なるうわさに過ぎなかったものも多かったのです。
ここでは歯の専門家が効果を認めた3つの材料について取り上げ、ネットでの情報と、それに対する専門家のコメントをまとめました。
家庭にある材料を用いることで、果たして自宅で簡単に歯を白くできるのかどうか、見て行きましょう。
【イチゴ】
ネットの情報:
熟したイチゴをつぶし、歯ブラシに付け、歯を磨く。
2週間続けると、歯が白くなる。
歯医者さんによると:
可能です。
実際にはイチゴはクエン酸を含んでいるため、歯の表面を柔らかくしてしまうという難点があります。
しかし、イチゴには少量のリンゴ酸も含まれており、イチゴが熟れているほど含まれているリンゴ酸の量が多くなります。
リンゴ酸の量が多ければクエン酸の歯の表面への影響は少なくなってきます。
したがって、よく熟したイチゴを選び、それで歯の上をこすりましょう。
ちょうど肌の垢すりのように、表面の汚れを落としてくれます。
リンゴ酸では汚れの分子は分解されませんが、歯の表面はきれいになるため、より白い歯になるでしょう。
徐々に結果があらわれ、自然の漂白効果を期待できます。
【バナナの皮】
ネットの情報:
バナナの皮にはカリウム、マグネシウム、マンガンが含まれており、歯の汚れを取り除くことができる。
ふつうにバナナの皮をむき、その内側で歯を2分間ほどこする。
3週間続けると、歯が白くなってくる。
歯医者さんによると:
これも可能です。
歯の表面をこすると、バナナの皮はやはり垢すりのような効果を発揮して表面の汚れを取り除いてくれます。
歯の表面のエナメル層には小さな穴が開いていて、そこに色素分子が詰まってしまうことが、汚れの原因になるのですが、バナナの場合はその穴の中に入り込みません。
したがって、表面はきれいになりますが、このエナメル層の穴に詰まった汚れまで取り除いてくれるわけではないのです。
【重曹】
ネットの情報:
重曹には軽く磨耗する効果があり、コーヒーや赤ワイン、紅茶などが原因の歯の汚れを落としてくれる。
ティースプーンに半分の重曹と、同じくティースプーンに半分の水をいれ、ペースト状になるまで混ぜ、歯ブラシにつけ1~2分間歯を磨く。
数日間続けるだけで、効果が現れる。
歯医者さんによると:
本当です。
重曹は、実際は化学物質ですが、自然物に近いものと見られており、歯のホワイトニング製品や歯磨き粉に使われています。
歯垢や汚れを歯の表面から取り去り、歯をより明るく見せてくれます。
また口の中のバクテリア性の酸を中和してくれる効果もあります。
しかし同時に、磨耗効果のある化合物ですので、使いすぎると歯を保護してくれているエナメル質にダメージを与えてしまう可能性もあります。
歯の表面の汚れを取るために、年に3回くらいの使用にとどめておくようにしましょう。
【この3つの中からではどれがベスト?】
あえて選ぶと、イチゴがもっとも自然な「ホワイトニング」と考えられます。
イチゴには酸化防止効果もあり、健康的です。
バナナの項で説明したとおり、歯の表面には小さな穴があり、そこに色素分子が詰まってしまうのが歯の汚れの本当の原因です。
イチゴにはこの色素分子を穴から取り除く効果はないことは覚えておきましょう。
イチゴを使えば表面を傷つけることなく、より清潔な歯を保つことはできますが、やはりすでに歯にこびりついてしまった色素分子は、専門家によるホワイトニングを受ける必要があります。
そしてホワイトニング効果のある歯磨き粉で、白さを維持するようにしましょう。