あらためて見直したい 本を読むことの効果

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最後にちゃんと本を読んだのはいつだったろうか・・・ 

 

現代は、ツイートやフェイスブックのコメントか、食べ物の包装紙に書かれたレシピの内容が私たちの「読む」生活の中心になっている感じがします。

 

もし読書が生活の一部になっていないのであれば、あなたは大事なことを逃しているかもしれません。

 

読書には多くの利点があることは何度も言われ続けていますが、そのうち特に注目すべきことを以下ご紹介します。

 

すでに耳にしたことも含まれていると思いますが、あらためて読書の効力を見直し、「本を開く生活」を少しずつ始めて行きましょう。

 

 

【脳への刺激】

脳が刺激された状態でい続ければ、アルツハイマー病や認知症の進行を遅らせる、または場合によっては防ぐことも可能であることが、従来の数々の研究で明らかになっています。

 

脳をアクティブに働かせておくと、その力が衰えることを防ぐことができるのです。

 

ちょうど全身の筋肉と同じく、脳も強く健康でいるためにはエクササイズが必要なのです。

 

「脳は使えば使うほど長持ちする」と考えましょう。

 

なお、認知能力を刺激するという点では、パズルやゲームなども同じ効果を期待できます。

 

 

【ストレス軽減】

仕事、プライベートの人間関係など、私たちには生活で直面するいろいろなストレスがありますが、もし読書に没頭できればそんなストレスも頭から除くことができるでしょう。

 

面白い小説に出会えれば、またその作家のほかの作品を読みたくなり、書き手の作り出す世界に夢中になれます。

 

興味深い文章を読んでいる最中は、その内容に没頭することができるので、ほかのことを考えなくなり、結果的にリラックスできることになります。

 

 

【知識武装】

読むことで、新しい情報が頭の中を満たします。

 

その知識がいつどこで役に立つか、それは今すぐには分かりません。

 

しかしより多くの知識を持っていれば、将来予想もしないことに直面しても、「知らなくて困る」という状態を避けられる可能性は高いでしょう。

 

さらに、少々哲学的な考え方ですが、もし仕事、お金、持ち物、そして健康までも失うことがあったとしても、知識は決して奪われることはなく、あなたのものであり続けるのです。

 

 

【言葉が増える】

知識武装とつながることですが、本を読めば読むほど、より多くの言葉と接することになり、その結果毎日使う言葉も影響を受けるようになります。

 

どのような仕事をしていても、はっきりと上手に話ができるのは大いに役立つものです。

 

上司と話をするときに的確な話し方ができれば、自信にもつながります。

 

よく読み、上手に話をし、様々なトピックについて知識が豊富な人は、仕事においてもより速く昇進できるでしょう。

 

 

【書く力が向上する】

これは言葉が増えることにつながりますが、プロの書き手によって書かれた出版物を多く読むことは、私たちの書く能力にも大きく影響を与えます。

 

ある音楽家の演奏がほかの音楽家に、あるアーティストの絵がほかのアーティストの絵に、それぞれ影響を与えることがよくありますが、書くことについても同じです。

 

人にわかりやすく書くためには、わかりやすく書かれている文章を読むこと。説得力のある文章を書くためには、説得力のある文章を読むことが、大きな助けとなります。

 

 

【記憶力を高める】

新しい記憶は新しいシナプス(脳内の伝達回路)を形成し、すでにある記憶を強化してくれます。

 

このシナプスのおかげで、私たちは今まで蓄積してきた記憶を呼び戻すことができるようになっています。

 

読書にはこの記憶力を鍛える効果があります。

 

本を読んでいる最中は、登場人物の性格や背景などについて思い出す必要があったり、ストーリーのヒントとなる細かい設定や小さなエピソードも記憶しておく必要があるでしょう。

 

本を読むことで上記のシナプス形成が脳の中で行われ、記憶とその呼び戻し(思い出すこと)を脳が効率よく行うようになるのです。

 

 

【集中力を高める】

インターネットに泳がされている現代では、私たちの注意力はいくつもの異なった方向に向きがちです。

 

本来の仕事以外に、メールをチェックし、スカイプなどでチャットもし、ツイッターもチェックし、さらには自分のスマホに目を向ける…、と同時に同僚とも話をする。

 

これではストレスも大きくなって当然ですし、生産性も低くなります。

 

しかし読書をしている時は、あなたの注意力はすべて本の内容に集中します。

 

本の内容以外のことはどこかに行ってしまい、自分の世界にどっぷりつかることになるでしょう。

 

仕事の前の15~20分間(通勤電車の中など)を読書に充ててみましょう。

 

それだけで仕事を始めるときの集中力の高まりが違ってきます。

 

 

【心が落ち着く】

読書は仕事のための集中力だけでなく、イライラがおさまらない人にとっても心を落ち着かせてくれる役割を果たしてくれます。

 

とくに自己啓発関連の本は、軽い精神障害などを改善する効果が認められています。

 

また人の精神面について説いた本は、高血圧の人の血圧を正常値に抑える効果も確認されています。

 

とくにこのような心身の問題を抱えていない人にとっても、一日のストレスでイラだっている自分の心を、寝る前の読書で落ち着かせることができるのです。

 

 

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