イライラが止まらない… どうして?

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人は楽しいとか、嬉しいといった感情とともに、怒りを感じる生き物です。

 

どんな人でもイライラすることはありますが、これもこの怒りが原因で起こるわけです。

 

これは誰にでも起こることなので、おかしなことではありません。

 

しかしイライラする状態が長く続き、いつまでも前向きな気分になれないのはとても嫌なものです。

 

せっかく同じ時間を過ごすにしても、イライラして過ごすとどうしても損したような気分になります。

 

私たちは本能的にハッピーな時間を求めているのです。

 

【イライラする理由は?】

イライラしてしまう理由はいろいろあるわけですが、意外なことにその“本当の理由”は「イライラする理由が分からない」ということのようです。

 

心がざわめく、眉間にしわが寄る、人の発する何気ない言葉に傷つく、など自分がイライラいしてるという事実を把握できる人は多くいます。

 

しかし、どうして今自分はイライラしているのか、その理由をはっきり自覚している人は実はほとんどいないのです。

 

【自分に聞く】

こういうときには、まず「自分で自分にインタビュー」してみることです。

 

どうして自分はイライラしているのか? その答えを書き出してみましょう。

 

自分の今のイライラの原因がそこにリストアップされることになります。

 

紙にペンで書く必要はありません。電車の中にいるのなら、スマホの「メモパッド」に打ち込んでください。

 

このとき、思ったように言葉が浮かんでこないかも知れませんが、無理に文章にする必要はありません。

 

人に見せるわけではないので、自分に分かるように書けばよいのです。

 

イライラの原因】

一通り書き出した段階で、「なんだ、こんなことだけで自分はイライラしていたのか」と感じることもあるでしょう。

 

しかし、そう感じても感じなくても、さらにそこから先を考えて行きましょう。

 

書き出されたイライラの原因について、対応策が思いつけばそのアイデアを書いて見ましょう。

 

どうにもしようがないことなのであれば「どういう状態が理想的なのか(=自分がイライラしない状況)」を思い浮かべて、書き加えてください。

 

【実はイライラする理由はない?】

ここまで来ると、おそらく自分のイライラの原因は以下の4つのどれかにあてはまることを発見するでしょう。

 

  • イライラするほどのことではない。
  • イライラしていたが、今はもうその原因がなくなった。
  • イライラしていたが、これからその原因をつぶすことができる。
  • 解決できないことなので、イライラしても仕方がない。

 

お分かりのとおり、ここまで整理できれば、あなたがイライラする理由もなくなるのです。

 

【ダブルの効果】

このやり方は、「現状分析→問題解決」というアプローチでイライラの解消に取り組む一方、「自分自身に集中する」ことで頭の中からネガティブな考えを取り除いてしまうという効果があるのです。

 

何が理由なのか分からずにイライラし、そんな自分に嫌悪感をいだいている今の状態を客観的に分析することで、頭がその分析に集中し、新しい考えが頭の中を満たしてくれるわけです。

 

 

冒頭に述べたように、人は怒りを感じる生き物であり、それがイライラした気分で現れてきます。

 

これは避けることが出来ないわけですから、そうであれば、無理にそのイライラと戦おうとせず、上手く「逃げる」ことでハッピーな時間を取り戻すように務めたいものです。