ストレスのたまる職場・・・でもすぐには転職できない なんとか「生き延びる」にはどうしたらいい?

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自分の職場を嫌うことは、もっとも心が砕かれてしまうことのひとつです。

 

しかしそうかといって、単にこの職場では働きたくないという理由だけで仕事を辞めることなどできません。

 

ここでは、次の転職先が見つかるまで現在の職場でなんとか「生き延びる」ためのヒントを紹介します。

 

1. 上司が気分屋で疲れる

ついさっき、上司はあなたの仕事っぷりをほめていた・・・と思ったら、今はどうでもよさそうな細かいことであなたを叱り付けている!

 

こういう上司の下で働いていると次に何が起こるかわからず、いつも緊張してしまい、肝心の仕事にも集中できないかもしれません。

 

(こんなときは・・・)

気分にムラのある人と一緒に働いている、という「事実」を理解しましょう。

 

そんなことは分かっている、と思うかもしれませんが、頭でそのことを理解していると、目の前で上司の気分が変わったときも、それを客観的に・第三者的に見ることができるようになります。

 

上司が急に怒り出したら、まずは大きく息を吸って、ゆっくり吐き、目の前の状況を遠くから眺めている気分になりましょう。

 

この人はこういうおかしな生き物なんだ、と思うことができれば、あなたのストレスは軽減されるはずです。

 

2. 上司が部下を管理監督できない

人をマネージする素質がなにもかかわらず、いろいろな理由でマネージャーに選ばれる人がいるものです。

 

そういう人は部下としては優秀であるため、その人の上司には気に入られて昇進し、組織内であなたの上に立っている、ということになります。

 

(こんなときは・・・)

私たちは「自分にはこの人の行動を変えることはできない」ということを認識する必要があります。

 

このタイプの「上司」は、昇進したということだけで、自分は上司としての素質があると自信を持ってしまい、自らの上司としてのパフォーマンスを反省しない人たちだからです。

 

あなたがこのように指示を出して欲しい、このように連絡して欲しいなどとお願いしても、彼らには効き目がありません。

 

それより、こういうタイプの上司にどのように対応するか、少しずつ経験を重ねていくことが必要です。

 

3. 上司がえこひいきする

「えこひいき」と言うのはどの視点で見るかによって変わってきます。

 

誰でも、仕事に熱心に取り組んで楽しんでいる人を近くにおきたい、と考えるのは当然のことでしょう。

 

しかし上司のお気に入りになるということは、同僚との摩擦の原因を生み出してしまう、ということも意味します。

 

(こんなときは・・・)

もしあなたが上司のお気に入りなのであれば、その上司の前で自分の同僚をほめてあげるとよいでしょう。また、自分が上司から任されたプロジェクトに同僚を推薦してあげてもよいでしょう。

 

もしあなたが上司のお気に入りではないけれど、仕事を続けて成果をあげてゆきたいのであれば、思い切って上司に話しかけてみましょう。そして、自分がどのような部分で上司の力になれそうかを探り、申し出てみるのもよいでしょう。

 

4. 職場全体のモチベーションが低い

もし会社の給湯室で職場の悪口を言っている人たちばかりに囲まれていたら、自分のモチベーションを維持するのはとても難しいでしょう。

 

職場の不満の最も大きな原因は、ネガティブな職場環境といわれています。

 

たとえ仕事が退屈で給料が安くても、職場環境が明るいと不満も少なくなるものです。

 

(こんなときは・・・)

できる限りこのような人の集まりから離れた場所にいるのが望ましいでしょう。

 

難しいことですが、自分が他人にのぞむポジティブさやプロとしての自覚を、自分自身から発揮するようにしてみましょう。

 

5. 責任を持って仕事をする人がいない

顧客を失ったり、締め切りに間に合わなかったりするのはとても辛いことですが、もっと困るのは、改善策を練る代わりにチーム内でお互いを批判しあう状況になることです。

 

これは社内の雰囲気を悪くするだけではなく、最終的に顧客にも影響が及び、会社全体の評判を落とすことになります。

 

(こんなときは・・・)

責任の所在がはっきりしていないと、上からの指令が下まで届かないこともあり、生産性にも影響があります。

 

本来は上司が率先して、タスクごとの責任者を決めるべきです。

 

しかし上司によっては仕事を丸投げし、知らん振りの人がいます。

 

その場合は部下からタスクごとの責任者を表などにまとめて、上司に確認をとるようにしましょう。

 

そして、誰が何を担当すればよいか明確でないため仕事が進められない、とはっきり伝えることです。

 

   

 

6. 時代遅れの社内規定のせいで健全なライフ=ワークバランスが実現できない

定時に出勤し、定時に退社するという勤務体系は、現在では古風なものになりつつあります。 特にラップトップPCとネット環境さえあればできる仕事なら、なおさらそうでしょう。

 

それにもかかわらず、多くの会社は社内の規定を厳格に押し付け、私たちはそれを守らざるを得ない状況におかれてしまいます。

 

(こんなときは・・・)

残念なことに、規則は規則ですので、その会社で働いている以上はその規則に従うべきです。

 

しかし、規則を変えることがまったく不可能、という意味ではありません。

 

一人で声を上げても大きな力にはなりませんが、労働組合がある会社はそれを通して、組合がなくても社内の不満を人事部などを通して伝えることは可能です。

 

もし規則そのものを変えることができなくても、あなたのために例外的な措置を考えてもらえる可能性があるかもしれません。

 

7. 同僚たちがグループを組んでいる

同じ人たちが毎日いっしょにお昼に出かける。業務時間中もいつもチャットで会話をしている・・・

 

彼らはそんな行動を通して「私たち」というひとつのグループをつくっているのです。

 

このようなグループに入り込むのはとても難しいことです。

 

へたにアプローチすると、煙たがられたり陰口の対象にされたりするかもしれません。

 

(こんなときは・・・)

そのグループ全体と仲良くすることは難しくても、そのメンバー一人ひとりを個人として知ることは可能です。

 

さらに、このグループなかで近づきやすい人を選び、その人を自分の仕事のチームに招いてみましょう。

 

そうして、あくまでも個人対個人としてその人といっしょに仕事するようにしてください。

 

決してそのグループの「代表」と接している、という感情は持たないようにしましょう。

 

8. 自分の仕事に対する評価や指針がはっきりしない

あなたの仕事で問題になっていることは・・・と聞かれていちばん困るのは、「私の仕事は○○です」とはっきり定義できるものがなさそうなことです。

 

これは、会社や上司が自分に求めていることがはっきりしないことが原因なのです。

 

(こんなときは・・・)

できることなら、上司と直接話せる場を設けてもらうようお願いしましょう。

 

自分は何を求められているのか、そのために今足りないことは何か、上司と話し合いをしてみてください。

 

場合によっては、上司自身もあなたに何を望んでいるのかをしっかり認識していないことがあるかも知れません。

 

なお、こういう話をする場合は、あくまで自分は仕事に不満を持っているのではなく、組織内での自分の役割を確認したいというのが主旨である、ということをはっきり伝えるようにしてください。

 

そうしないと、あなたが単に不平不満をこぼしている、と上司に思われてしまう恐れがあります。

 

9. 職場に相談できる人がいない

職場に相談できる人がいないというのはなかなかツライものです。

 

とくに同僚や上司との問題をかかえているときなどは、一人で悩んでしまいがちです。

 

(こんなときは・・・)

自分自身に「20年後の自分は、今私が悩んでいることについてなんと言うだろうか?」と聞いてみてください。

 

20年もたてば、この悩みを思い出しもしないでしょう。

 

また過去を振り返り、同じような問題をかかえて悩んでいたときのことを思い出してみましょう。

 

そんなときでも、やはりあなたはその問題を乗り越えてきたのです。

 

このように「時間を超えた視点」を持ってみると、前進する気持ちが出てくるでしょう。

 

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