「どうも苦手・・・」な人にどうしても何かを伝えなければいけないとき、どうする?

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社会人になったばかりのとき、先輩や上司に「学生時代は気の合う人とだけ付き合っていれば良かったけど、会社に入ったらそうは行かないんだ」と言われた人も多いでしょう。

 

実際社会人になると、まるで付き合いたくない人しか周りにいないように感じることもあります。

 

しかしそんなことを言っていても始まりません。そういう人たちと何とかコミュニケーションをとって、毎日の仕事を進めていかなければいけないのです。

 

今日は、「あの人何かなぁ…」と感じてしまう人に対して、どのようにものを伝えるのが良いか、4つのヒントをまとめました。

 

適切な時間帯を選ぶ

どんな言葉から切り出すか、相手の言うことをどこまで受け入れるか、など事前に考えておかなければいけないことはたくさんあるでしょう。

 

しかし、どの時間帯で相手に話をするかと言うことも、最も大事な要素のひとつなのです。

 

一般的に、夕方のミーティングなどで重たい内容を持ち出すと、相手に嫌がられる傾向があります。

 

重たい内容は、出来れば午前中にミーティングの場を設け、伝えるようにしましょう。

 

人の気分は環境によって大きく変わってきます。

 

同じことを伝えたとしても、違った環境で伝えられると、かなり異なった印象を与えることになり、その結果メッセージの持つ力も違ってきてしまうのです。

 

無駄なボディ・ランゲージは避ける

苦手だと感じている人の前に出ると、人は無意識に手を動かしたり、うなずく回数が多くなったりしてしまうものです。

 

これは多くの人に共通の傾向です。

 

そのため、話しかけられる人もあなたのボディ・ランゲージを見て、あなたが話しづらく感じていることに気づいてしまうのです。

 

これは逆効果となります。

 

もちろん、相手の言っていることに素直に同意するときに、大きくうなずくのは効果的です。

 

しかし、話しながら頻繁に手を動かしたり、繰り返しうなずいたりするのは、意識してやめるようにしましょう。

 

相手の言ったことを冷静に繰り返してみる

これは話し合いの内容を確認することだけが目的ではありません。

 

相手があなたに対して、何か理不尽なことや自分勝手なことを言った場合、それをあえて相手の立場に立って、かつ出来る限り論理的に繰り返し、「あなたが言ったことは~という風に聞こえますが、そういう意味ですか?」と確認を取ってみましょう。

 

そうすると、相手は自分の言ったことが客観的にどのように聞こえてしまうのか、あらためて理解します。

 

それが余りにも理にかなっていないようだと、相手も自分の言ったことをそのまま肯定することが出来なくなり、もう少し筋を通して言い直してくるでしょう。

 

ある程度論理的に考えることができる人に対してなら、この方法が通じます。

 

ある特定な場合に限定した話にする

もし相手が心を閉ざしているとしたら、その理由は、かつて困ったり嫌な思いをしたことがあるからでしょう。(もちろんそれはあなたが原因とは限りません。)

 

そんな場合は、今回話すことは以前とは直接関係ないということを、はっきり相手にわからせることが重要です。

 

何かひとつ言葉を使う場合、たとえば「役割分担」という言葉はよく摩擦の原因になりますが、その場合は「今回の(役割分担)」と言う言葉を付け加てみましょう。

 

この一言が加わるだけで、今話をしている役割分担は過去のものとは異なり、またこの後ずっと固定してしまう役割分担という意味でもない、というメッセージを含むことが出来るため、相手の態度を少し軟化させることができるはずです。