自分を“リセット”したいときにできることは?
悪循環に陥ってしまったとき、どこか間違っていたことに後から気づいたとき、単に頭がゴチャゴチャになってしまったとき…
私たちは、パソコンやスマホを再起動するように、自分自身を再起動できたらどれほど素晴らしいか、と感じることがあります。
これは仕事だけではなく、恋愛を含めた人間関係など、自分とその身の回りすべてに当てはまることです。
もちろん、私たちは「ctrl+alt+delete」のような機能は搭載していないわけですから、パソコンと同じようにボタンひとつと言うわけにはいきません。
しかし、その手助けとなるようなポイントはいくつかあるようです。
旅行に出る
「リセットしたい!」と感じるほど困っているときに休みをとって旅行に行くのは、難しいことかもしれません。
しかし可能ならば、どこか旅に出てしまうのが理想的な対処方法です。
いつもとは違う環境に身をおくことで、今まであなたを悩ませていたことから離れることができ、頭も心も自然と元に戻ってゆきます。
たった1泊の旅行でも、この効果は期待できます。
出来れば1日、もしくは半日の休みを取る
ふつうは旅行が出来るほど連続して休みは取れないでしょう。
その場合は、一日、または半日でもいいので休みを取りましょう。
しかし、その休みを掃除や洗濯などで終わらせるようなことは避けましょう。
意識して、あえて普段はしないことを実行してください。
今まで行く機会がなかったカフェに行ってみる。
観たくても時間がなかった映画を観る。
お小遣いに余裕があれば、服を一式新調してみる。
とにかくふつうの週末に出来ないことにその休みを使いましょう。
とにかく仕事から離れ、休む
職場の場合、仕事でリセットが必要に感じたからと言って、すぐに旅行をしたり休みを取ったり出来るわけではありません。
しかしリセットしたいと感じているときは、どんなにがんばってもそれ以上仕事が進むことはないものです。
そうであれば、区切りのつくところでさっさと切り上げ、その日は帰って休むことにしましょう。
コンピューターもリセットボタンを押してから新たに立ち上がるまでしばらく時間がかかりますが、これは人も同じです。
今やっていることから離れても、すぐには頭の中は元に戻りません。
ありがたいことに、私たちの頭には自然浄化能力のようなものが備わっています。
出来る限り時間をかけて放置してあげるだけで、おのずと元に戻ってゆきます。
あせらず、とにかく休みましょう。
後悔に引っ張られない
頭の中がリセットできて、再び取り掛かってみると 「あの時こんなことやらなければよかった」「そこでこうしておけば上手く行ったのに」と反省点が出てきます。
反省するのは大事ですが、私たちは反省と同時に後悔もしてしまいます。
反省は改善点を見つける前向きなことですが、後悔は自分がしたことを否定的にとらえるとても後ろ向きな心理作用です。
この後悔のせいで、せっかく頭をリセットしても心がまたモヤモヤしてきてしまうことがあります。
これは当然のことながら、リセットの効果をつぶしてしまう結果になります。
一旦リセットしたら、とにかく先に進めることを考え、後悔に気持ちを引っ張られるようなことはないようにしましょう。
もし、リセットしたい状況に繰り返しおちいってしまうようなら…
…あなた一人で解決できない問題がある可能性があります。
自分をリセットして、気分も頭もスッキリしたら上手くやりこなせるのであれば、あなたの中で上手く整理ができていなかったことが原因です。
しかし、自分がリセットされてもやはり上手くいかないのであれば、自分以外のところに原因がある可能性が大きいでしょう。
その場合は、一人で抱え込まず、素直に「ギブアップ」の声をあげましょう。
仕事であれば上司や同僚に、プライベートのことであれば家族や友人に相談するのが最善の方法です。